――ドラマ『最愛』に出演が決まった時の心境をお聞かせください
マネージャーさんからの電話で知ったんですけど、「決まりました」って言われて「えっ……!」って唖然としていました。今回、連続ドラマにレギュラーで出演させていただくのが初めてなので、本当に決まったのかな?ってふわふわした気持ちで過ごしていたんですけど、衣装合わせで気が引き締まった感じがしました。
――周りの方から反響は?
家族に伝えたらすごく喜んでくれて、早く見たいって言ってくれました。

――台本を読んでみた感想は?
サスペンスとラブストーリーを掛け合わせたお話なんですけど、手元にあるのが4話までの台本なのでまだまだこの先の展開がどうなるか分からないですが、絶対面白い作品になると確信出来ました。
――役どころについて教えてください
私が演じる児島彩夏は、吉高由里子さんが社長役なんですけど、その秘書に当たるお仕事をしていて、常に吉高さんから一歩下がったところでお支えしている役どころです。台本上は仕事をしているシーンが多いので、プライベートな部分は出てこないのですが、衣装合わせの時に役のプロフィールシートみたいなものを作っていただいたのがすごく感動しました。そこには彩夏の趣味や生い立ち、経歴が細かく書かれていて、本編には出てこない部分ではありますがすごく嬉しかったですし、彩夏の性格とかも演技の中でちょっとでも出せたら良いなと思います。
――ご自身と役で似ているところはありますか?
経歴を見たら、すごいエリートなんですよ!青学出身で、英検を持っていて、TOEICも900点以上、秘書検定1級とか色んな資格も取得されていて……。
――パーフェクトな人物像なんですね
家庭環境も妹と二人姉妹でどちらも女子高出身で私立に進学しても困らない家庭、みたいな感じで本当にかけ離れているんですけど、私自身が女子大出身なので、女子校を出ているのは一緒なのかなと思いました。
あとは、私も妹や周りにいる人、自分が好きな人には尽くす性格なので、その辺も少し似てるのかなと。
――演じている時に気をつけていることはありますか?
大前提として秘書感をしっかり出していきたいと思って、秘書検定のテキストを読んだりして、あとは振舞い方や物の扱い方も大事なんじゃないかと思って、佇まいも常にちゃんとしていようと思っています。
他にも、台本を読みながら、もしかして車に乗る時に私がドアを開けるのかもしれないなって思ったら事前に開け方を調べたり、動画でチェックしたりしてます。
――クランクインの時のエピソードがあれば教えてください
クランクインして最初が吉高さんとのシーンで、緊張しすぎておかしかったんですよ(笑)。そうしたら監督に「(吉高さん演じる)真田社長の圧にやられちゃってるよ!」って言われてしまって、しっかりしないとなと思いました。
――社長と秘書という関係もあり吉高さんとのシーンが多いかと思いますが、お会いする前と後で、吉高さんの印象は変わりましたか?
変わらず、想像していた通りの方でした。
――ちなみにどんな想像をしていたんですか?
事務所が一緒なのでマネージャーさんたちから本当に気さくでチャーミングで素敵な人だよ、だから安心して、と聞いていたので、お会いするのをすごく楽しみにしていました。初日にメイクをしていたところに吉高さんが入ってきて話しかけてくださったんですけど、心の準備が出来てなくて「うわー!」って緊張しちゃいました。
――撮影現場の雰囲気はどうですか?
緊張しながらも周りを見るようにしているんですけど、個性的なキャストの方ばかりで色んなタイプの方がいらっしゃって、自分が出ていない時の現場での佇まいがそれぞれで面白いなって思います。そんな中、吉高さんがものすごく現場の雰囲気を明るくしてくださっています。

――まだ撮影が始まったばかりかと思いますが、印象に残っている出来事は?
吉高さんが本当に気さくに話しかけてくださって、身長を聞かれたので「161センチです」って答えたら「一緒だね~!」って頭をポンとしてくれて、きゅんってしました(笑)。10代の頃から女優という仕事に憧れていて、吉高さんが出演されていた『蛇にピアス』や『美丘-君がいた日々-』とか色んな作品を見ていたので、その方と今一緒に居る……!みたいな、ちょっとミーハーな気持ちが出ちゃいそうになるので、ちゃんとしようって思っています(笑)
――この作品を通じて、クランクアップまでにどのような自分になっていたいですか?
こんなに長い期間役に入るのも初めてなので、吉高さんや他のキャストさんに色々と聞きながら、また皆さんを出来るだけ観察して色々吸収したいなと思っています。
――宮下さんから見たドラマの見どころを教えてください
こんなに濃厚なサスペンスとラブストーリーを掛け合わせたドラマはなかなか無いと思うので、ぜひ楽しんでご覧ください。