――『テン・ゴーカイジャー』に出演が決まった時の気持ちを教えてください
戦隊作品に出られるということがすごく嬉しかったです。あと、10周年を迎えたという歴史があり、人気のある作品に出られる喜びもありながら、初めての出演になるので責任感も少し感じていました。
――川野さんは2001年生まれですが、子どもの頃に戦隊ヒーローは見ていましたか?
珍しいと言われるんですけど、小さい頃は戦隊や仮面ライダーは全く知らなくて……。兄が見ていたアニメをずっと真似して見ていたので、戦隊や仮面ライダーは大きくなってから初めて見ました。
――どの戦隊ヒーローを初めてご覧になったんですか?
最初にしっかり見たのが『騎士竜戦隊リュウソウジャー』でした。どうやって変身するのかも知らなかったですし、毎回新たな敵が出てきたりしてワクワクしながら見ていました。『海賊戦隊ゴーカイジャー』も出演が決まってから全部見ました。
――出演が発表となり、周りの反響はありましたか?
『テン・ゴーカイジャー』への出演発表と同時にTwitterを開設したんですけど、戦隊ファンの方からたくさんコメントをいただいて、熱があるなっていうのは感じました。

――川野さん演じる丹羽野はどのような役柄ですか?
物語の基盤となる、“スーパー戦隊ダービーコロッセオ”というシステムがあるんですけど、それを開発した人物で、ある意味すごくキーマンになる役なので、大切に演じようと心がけていました。
――演じる際に気をつけた点があれば教えてください
開発者であり科学者役ということで知的な人間だと思っていたので、話し方や姿勢を科学者らしく、知的なイメージで役を固めていきました。
――撮影現場の雰囲気はどうでしたか?
当時のキャストさんやスタッフさんが集まってやる作品ということで、今まで感じたことのないアットホームな空間でした。僕は初めて参加させていただきましたが、温かく迎え入れていただいて嬉しかったです。
――ゴーカイジャーの皆さんとはお会いしましたか?
そこまで絡みがあったわけではないんですけど、皆さんにお会いする機会はありました。
――ジョー(ゴーカイブルー)役の山田裕貴さんとはドラマ『ここは今から倫理です。』以来の共演となりましたね
山田さんにはクランクインの日にお会い出来たんですけど、山田さんの方から話しかけてくださったのがすごく嬉しかったです!
――どんなお話をされたんですか?
「今回台本を見た時に快晴の名前があってすごい嬉しかったよ」って言っていただきました。共演したのが別の作品だったこともあって、撮影に入る前は話しかけて良いのか迷っていたんですけど、声をかけてもらったお陰で一気にアクセルがかかったと言いますか(笑)、他にも色々とお話しました。
――山田さん以外に印象に残っているキャストの方はいらっしゃいますか?
伊狩鎧(ゴーカイシルバー)役の池田(純矢)さんの殺陣がすごかったです。当日にアクション監督の方々とお話されているのを見て、もっとこうした方が良くないですか?って自分からどんどんアイデアを出していてすごいなと思いました。
――川野さんもアクションをやってみたいなと思いましたか?
はい!今は全く出来ないので、ああいうかっこいいアクションが出来たら、役者としての幅も広がるんじゃないかなって思いました。

――戦隊作品ならではの現場での発見やエピソードは?
戦隊作品はアクションが多かったり、他の作品とお芝居の感じも違うのに、皆さんの演じ方の切り替えがすごいと思いましたし、今回ヒーロースーツも初めて生で見たので、こんな感じなんだ!って感動がありました。アカレンジャーも現場にいらしていて、かっこよかったです。
――ゴーカイジャーは宇宙最大の宝を求めて地球にやってきた戦隊ですが、川野さんにとっての「宇宙最大の宝」は?
今、一人暮らしで猫を飼っているんですけど、その猫のしゃけちゃんが僕にとってのお宝です。
――猫を飼うきっかけは?
昔から実家でワンちゃんを飼っていたんですけど、猫も好きで、いつか猫も飼いたいっていう想いがあったので、お金を貯めて、一人暮らしを始めた時にしゃけちゃんを迎えました。
――生活は変わりましたか?
お家に帰るのが楽しみになったのと、朝方になると布団に入ってくるので、朝ベッドから出るのが嫌になりましたね(笑)
――川野さんから見た『テン・ゴーカイジャー』の見どころを教えてください
ゴーカイジャーがバラバラになっているっていう衝撃のところから始まるんですけど、そのゴーカイジャーたちが10年の時を経てどうなっていくのかというのと、僕としては丹羽野がキーマンとなっているので、どのような立ち回りなのかを注目してもらえればと思います!