本作は、学費も生活費も自分で稼ぐ苦学生・由希(仁村紗和)が、同じ境遇である恵(莉子)・しおり(片山友希)・紗奈(渡邉美穂)と共に寮で身を寄せ合いながら過ごしていた中、ある日一人の妊娠が発覚がきっかけとなり、どうにもならない現実が次々と彼女たちを襲いかかり、自分たちなりのやり方で立ち向かうことを決意するが、その復讐はやがて周囲の人々も巻き込んで思わぬ方向に進んでいくという完全オリジナルの衝撃クライムサスペンスとなっている。

会見冒頭では莉子が「現場では女子高みたいなノリで喋ってる感じなので、今日もそんな感じになるかと思うのですが、皆様いい感じに記事にしていただけると嬉しいです!」と場を盛り上げる場面も。

真っ直ぐで芯のある主人公・田島由希を演じる仁村は「今までやったことない感覚もありましたし、面白そうだなと思ってプロットを見たらただの復讐劇だけじゃなくて、社会的な要素とかが含まれいて、これはやりがいがありそうな作品だなって思いました」と出演が決まった際の思いを語り、自身の役柄について「由希ちゃんはすごく芯が強くて正義感があってかっこいい人なんですけど、青い炎みたいに静かに燃えている」と演じる難しさを語った。そのコメントを聞いた渡邉は「青い炎って表現が良い」と力を込め頷きながら感心していた。

控え目な性格で心優しい・川田恵役を演じる莉子は自身を普段強めなキャラクターと切り出し「恵ちゃんは女の子らしい子なので喋り方とか語尾の強さとかにちょっと普段の私が混じっちゃう部分とかあって、自分の中でバランスを保つのが難しかった」とコメントした。

いつでも冷静な現実主義者・工藤しおり役を演じる片山は初めて受かったオーディションがテレビ東京のドラマだったと明かし「テレ東ラバーズなので嬉しいです!」と参加できる喜びをアピールした。

素直で明るいムードメーカー・浅井紗奈役の渡邉は出演が決まった作品の共演者は絶対調べると話し「メインはこの4人になってくるので、こんな素敵な皆さんをお芝居を一緒にできるのが素直に楽しみ」と声を弾ませていた。

現場で印象に残ってるエピソードについて聞かれた仁村が「本当に女子校みたいで会話が5秒ごとに変わるのでテンポ感がすごい」と4人の仲良いエピソードを披露するも「あまりにも色々あるし細かすぎて出てこない」と悩む場面も。
莉子は仁村の差し入れで現場にちっちゃい駄菓子屋が出来てると続け「そこで初めて出会ったポテトフライの駄菓子に感動した、めっちゃ美味しい」とにっこり。
するとお菓子の話で思い出したかのように片山は「紗奈(渡邉)が着替えないといけないのに現場にいなくてみんなで探しててパってベランダ見たらシュークリームを食べてた」と暴露。渡邉は「着替えで呼ばれて半分しか食べれなくてベランダのテーブルに置いて、続き食べようと戻ったらたくさん虫がとまってた」と悲しみの表情を浮かべていた。
さらに暴露話をされた渡邉が「紗和さんってお稲荷さん丸飲みするんです!」と切り出し、「1割ぐらいしか食べてない間に『ごちそうさまでした』って絶対お稲荷さん丸飲みした」と話すと、仁村は「早食いでめっちゃせっかちなんですよ」とタジタジに。続けて莉子が「ロケバスのドアに自分で閉めて自分で挟まれてました」と話すと会場は笑いの渦に包まれていた。

ドラマにちなんでお金に困った時の話に。
仁村は「業務スーパーで売ってる桜漬けが大好きで、上京した時は桜漬けと卵焼きとお味噌汁とご飯で過ごしてた」明かし、「それを毎日食べてても、苦じゃないくらい、お仕事のことだったり、生きていくことに夢中になってたんで、桜漬け生活でも幸せだったなって思う、面白かったなって思いますね」と振り返った。
学生時代お小遣い制だった渡邉は「フリマアプリで着なくなった洋服とか使わなくなった参考書とか売りに出すと意外と買ってくれる人がいる」と驚きの表情で続け「評価下がると買ってくれなくなるので、ちゃんと綺麗にプチプチとか巻いてちゃんと送ってました」と学生時代の節約術を披露した。

最後に視聴者に向けて主演の仁村が「このドラマは若い世代の、女子大生たちの世代とか、今、現代で生きているリアルな現実の物語です。彼女たちが特別だからそういうドラマが起こってるんじゃなくて、実際にいろんな格差や差別、いろんなアングラな世界で生きてる若い世代もいるわけで、現実の物語です。自分自身が決断することの大切さとか、強さとかで、自分を大事にするってどういうことなのか、その方法のヒントが一緒に散りばめられていますし、すごく見ていただいて感じていただけることたくさんあると思います。私もこういう時あったなとか、世代問わずに見ていただきたいですが、特に見ていただきたいのは、若い世代の、由希ちゃんとかと同世代の方々に見ていただけたらいいなって思ってます。本当にみんなの心を込めて作っておりますので。楽しみにしていてください。よろしくお願いします。ありがとうございます。」と会見を締めくくった。