『大奥』、『不適切にもほどがある!』と話題のドラマへ立て続けに出演し、現在ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』にて主演を務める小関裕太の、フォトグラファーとして初となる写真展は、自身の29歳の誕生日に発売した作品集『LIKES』の出版記念で開催され、雑誌「GENIC」で4年間続けている連載で掲載をしてきた写真作品や、『LIKES』のためにフォトグラファー女鹿成二氏が撮り下ろした“フォトグラファー小関裕太”の写真を展示。
さらに、『LIKES』未掲載の写真展で初公開となる作品も。 また、展示会場では、本作品集の制作過程に密着したメイキング映像の上映や、展示作品の販売などを予定している。

写真展開催の心境を聞かれると「連載を始めたのは2020年、ちょうど4年前ぐらいで、連載を始めた頃はこういう風に写真展として形になるとは思っていなかったので、まず写真展をできることが嬉しいし、スタッフの方とずっと図面を見て話し合っていたんですけど、目の前に形になってみるとかなりダイナミックで、想像の5倍は興奮しました」と喜びを隠せない様子。

6月8日には作品集『LIKES』も発売。「同じく連載が始まった当時はこれが1冊の本になるとは考えていなかったんですけど、とにかく自分の好きという想いを原動力に、撮りたい人にお声がけしたり、地方に行った時や東京でも海外でも、好きという想いが湧いた瞬間にカメラを構えるという本当に衝動だけでずっと撮ってきて、でもその中でどんどん変化があって、4年間やっているとそれだけものの見方、捉え方、写真の撮り方が変わってくるんだなと、作品集を作っている中ですごく実感しました」と自身で変化を感じたことを話し、「言ってしまえば、写真好きの素人からだんだんと見られる意識の中で変わっていった変化が見える作品集になったんじゃないかな」と語る。

また、写真展では「見る雑誌というか、連載が体験できるように作りたい」とこだわりを明かし「順番はできるだけ連載順になっていたり、写真のページの編集もしているので、ページ全体で1つの写真と捉えてもらえるように、写真だけじゃなくてページをくりぬく展示をしているので、雑誌を立体的に楽しんでほしいというコンセプトです」とコメント。

俳優だけでなく“フォトグラファー”という新たな肩書きが加わったことについて「よし、写真を撮ろう、写真家になろうという想いで始めたわけではなくて、趣味が高じて連載という形作られて、自分だけじゃない人が携わっている作品になっていくという、趣味の先の空間に今いるので、その中でフォトグラファーという名前が付くことは本当に光栄に嬉しく思いますし、“フォトグラファー”と自分でも言いたくなるような写真へのこだわりが前よりも増えているので、役者も真剣にやりつつ、フォトグラファーも真剣にやって、お互いに真剣にやることで、役者を真剣にやるからこそ写真が生きてくるかもしれないし、写真を本気でやるからこそ、俳優やモデルの写る仕事として、また見えるものが変わってくるだろうし、相乗効果になったらいいなと」と期待を膨らませた。

被写体にしてみたい芸能人の友だちや先輩を聞かれると「今、声かけてみたいのはWEST.の重岡大毅くん。10代の頃から共演したきっかけで仲が良いんですけど、この間久々にご飯に行って、聞こうと思ったんですけどその時は聞けなくて、でも今回の写真展も見に来てって誘っているので、もし良いって思ってもらえたら、普通に遊びとして撮らせてもらいたいなって」と笑顔を見せる。

一方先輩では、「佐藤健」の名前を挙げ、「モデルとして美しい、かっこいい、綺麗、かわいい、という素敵要素としてたくさんあるんですけど、普段の人付き合いとかもそうですけどその人の何を思っているんだろうと不思議な部分や性格に惹かれて撮りたくなることが多くて。健さんはミステリアスで、色気とミステリアスさと、たまに振り返るとすごい目が合って奥を見られている感覚になることが昔多かったんですけど、その健さんの目の奥を撮ってみたいです」と熱望した。

「自分が想像していたもう何倍もすごい写真展ができたと思います!」と自ら絶賛し、「自分で言うとハードルが上がっちゃいますが(笑)、素晴らしいプリント技術とか、自分の写真がよりかっこよく再現されていて、洗練された空間になっていて。でも写真だけじゃなく空間として楽しんでもらえると思います」とアピール。「しかも今回、この写真展のために、僕が最近友だちになったヨルシカのn-buna(ナブナ)さんにダメ元でインスト曲を流させてほしいと言って、外には出ていない楽曲をここで流させてもらっているので。ぜひ呼吸をしに、写真展に遊びにきてください」と呼びかけた。