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本作は、柳楽優弥演じる市役所で働く平凡で真面目な優しい青年・小森洸人(こもり・ひろと)と坂東龍汰演じる自閉スペクトラム症の美路人(みちと)の兄弟が、突然現れた「ライオン」と名乗る謎の男の子との出会いをきっかけに“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンス。柳楽は今作がTBSドラマ初主演となる。
柳楽、坂東、子役の佐藤大空のほか、齋藤飛鳥、柿澤勇人、入山法子、岡崎体育、尾崎匠海(INI)、平井まさあき(男性ブランコ)、森優作、桜井ユキ、岡山天音、でんでん、向井理が出演。芝居力の高い俳優たちが織りなす温かなヒューマンドラマと、先が読めないスリリングなサスペンス展開が心地よく絡み合う完全オリジナルストーリーの作品を届ける。

本作の主題歌に、Vaundyの新曲「風神」が花を添えることが決定している。ドラマの世界観にあわせて書き下ろした、誰かを想うことを歌ったミドルテンポな楽曲で、初回放送後、翌10月12日より配信スタートとなる。
楽曲は初回放送にて解禁となるが、主題歌に関して主演の柳楽とVaundyからコメントが到着した。

<柳楽優弥 コメント>
タイトルがすごく好きで、サビも素敵でした。
元々好きなアーティストだったので、主題歌をつくってもらえたのは心強いです。
歌詞も希望を感じられるような、1UPして少しずつ成長していくのを後押ししてくれるような素敵な歌詞です。僕ら兄弟が成長していくための追い風のような曲です。ぜひ、お楽しみに。

<Vaundy コメント>
「風神」は、誰しもがもしかしたら風をまとっていて人と人とが向き合ったときにその風でできていく擦り傷が、ただ痛いだけのものではなくぬくもりを持った温かかな痛みでもあるよね、ということを歌った曲です。
楽曲と合わせて、登場人物たちの心や関係の変化を感じとって楽しんでもらえたらなによりです。
そして今回はタイトルバック映像の監督と音も作らせていただきました。
ドラマチームから依頼をいただいた時は、きたか!と、わくわくしたと同時に短い時間でどう魅せるか、何度も企画を試行錯誤して作っていきました。
撮影は柳楽さん、坂東さん、大空くん、そしてドラマスタッフのみなさんにもご協力いただきみんな本当に家族のようで、ドラマの空気感が伝わる優しい現場でした。
楽曲だけでなく、こういった形でも関わることができてとても楽しかったです。
みなさん、放送をお楽しみに。
Vaundy

さらに、主題歌の枠から飛び出し、Vaundyがドラマのオープニングを飾るタイトルバックの映像を監督することが決定した。
柳楽演じる洸人と坂東演じる美路人、佐藤演じるライオンたちの小森家での何気ない瞬間や何気ない景色を独自の視点で切り取り、差し込む光の移り変わりが印象的な仕上がりの映像となっている。またタイトルバックにつく音楽もVaundyが自ら楽曲制作している。主題歌だけでなく、映像制作にも参加し、本作を盛り上げてくれる彼のクリエイティブに注目。

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■あらすじ
市役所に勤務している小森洸人(柳楽優弥)は、自閉スペクトラム症の弟・美路人(坂東龍汰)と二人で凪のような平穏な日々を過ごしていた。両親を早くに亡くしてからは、常に弟のルーティーンに合わせ、同じ時間に起き、家を出て、市役所の仕事を終えて、デザイン会社で働く美路人を迎えに行く生活を送っていた。そんなある日、兄弟の前に突然「ライオン」と名乗る男の子(佐藤大空)が現れる。
家に上がり込み「ここで暮らす」と言うライオンに美路人はパニックになってしまう。洸人は変化が苦手な美路人のため、そしていつも通りの日常を取り戻すため、男の子を警察に保護してもらおうと考える。だが、ライオンから渡されたスマホに「じゃあ、あとはよろしく」と差出人不明のメッセージが届き、そのメッセージから、忘れていたある人物を想起してしまう――。さらに、ふとした瞬間にライオンの体にアザがあることに気がつく。
その頃、とある県で、橘祥吾(向井理)が必死の形相で行方不明届を提出していた。次第にそれは“母子行方不明事件”として世間で取り沙汰されるようになり――。
一体誰がライオンを置いていったのか・・・ライオンは何者なのか・・・。
嵐のようにやってきたライオンに戸惑う洸人と美路人だったが、徐々に距離を縮め、関係性が変化していく。
どんな境遇でも大切なものを守るために必死で生きる人たちの家族愛や兄弟愛を描くヒューマンサスペンスが今、幕を開ける!