
好評により、年末恒例となったふぉ~ゆ~のライブエンターテイメントショー『ENTA!』。歌、ダンス、コメディ、トークなど、経験豊富なふぉ~ゆ~ならではのステージが繰り広げられ、毎年恒例の新曲披露に加え、年々パワーアップするバラエティーの仕掛けが詰まった毎公演まったく違うアドリブだらけのステージは、時期も相まって“忘年会”とも称され愛され続けてきた。
7回目の開催となる今年は12月21日(土)の大阪公演で通算公演数100回を迎える記念の年となる。これを記念して、今までは年末にのみ開催していた本公演を、今年は“新年会”と称し年明けにも開催され、テーマに「愛の王国」を掲げ、何が起こるかわからないライブエンターテイメント満載で熱いステージを届ける。
この度の製作発表は、多くの芸人を輩出した浅草東洋館にて行われた。
出囃子が流れる中でふぉ~ゆ~が登場し、「朝も早よから集まっていただきありがとうございます!僕ここ地元ですから。皆様、ようこそ浅草へ!」と報道陣に呼びかける福田は、「僕の家すぐそこですから。今から行きますか?皆で!」「うちの屋上これぐらい入れますから。屋上でバーベキューします?ホットプレート1つでも買ってね。すぐ隣にドン・キホーテあるから」と序盤から軽快に飛ばし、辰巳から「東洋館何回か出てる!?」とさっそくツッコミが。
製作発表の仕切りは辰巳が担当し、まずは一人ずつ挨拶をする流れとなり「一昨日38歳になりまして、このステージが38歳の初ステージとなります!」と元気な越岡。
続く福田は、「浅草で、生まれ育った僕だけど、東洋館は初めてさ。福田悠太です」と自己紹介で少しブレーキがかかるも「信じられないぐらい緊張していません!助けてください!ホッピー通りで飲んでる時とテンションが変わりません!」とハイテンション。
「所沢生まれの辰巳雄大がこうして東洋館に立ちました。もう少しでインスタのフォロワーが12万人になります。辰巳雄大です」と挨拶した辰巳に、「ちょうど6の倍ってことだね」「ちょうど割ったら6だったね」「7であってほしかったね」と他のメンバーが口をはさみ、「ぜひ皆さんのお力添えで14万人に届くような記事を書いていただければ」とアピール。
そして松崎も「インスタのフォロワー数が伸び悩んでいる松崎雄介です。皆さんのお力添えでどうかよろしくお願いします」と辰巳に続いてアピールし、「東洋館は初めましてですけど、普段は漫才をやるところで、今日は4人でめちゃくちゃ喋っていこうじゃないかと。最後までよろしくお願いいたします」と述べた。
その後、福田が客席の報道陣に向かって「電車ですか?タクシーですか?」「素敵な眼鏡かけていらっしゃいますね」「歩きやすそうな靴履いてますね」「1回カメラ置いてラジオ体操でもしますか」など一通りいじり、いよいよ本題へ。
今年で7回目の『ENTA!』の開催が発表された。12月21日(土)の大阪公演で通算公演数100回を迎えることに感慨深さを感じながら「『Endless SHOCK』が2100回で盛り上がってて、俺らは100回で」とふぉ~ゆ~も出演しているミュージカル『Endless SHOCK』で主演を務める先輩・堂本光一の記録に触れ、福田が「絶対に『Endless SHOCK』の2100回に並べないでくださいね!絶対に!」「大きめに書くのは無しですよ!」「“堂本光一”太字とかね」と強く言いながら「こちらはライブビューイングの予定は全くございません!」と笑いを誘う。
通算公演数100回を記念し、謎かけを披露することに。まずは越岡が「『ENTA!』100回公演とかけまして、これから始まるバーベキューとときます。その心は、次は天下(点火)を目指します!」と回答するも「台本に書いてありました」とすぐにネタバラシが。
次に福田は、「『ENTA!』100回公演とかけまして、空を飛ぶ飛行機とときます。その心は、いずれ1000回(旋回)するでしょう」と自信たっぷりに披露し、なぜかアイアンマンのポーズを決める。
続く松崎は、「ENTA!』100回公演目ととけました」、と出だしを失敗し「危ない危ない!」「何か実験してたのかな?」と総ツッコミが入り、仕切り直すことに。「ENTA!』100回公演目とかけまして、大空をはばたく人間です。その心は幅広く、より深く、海のようでしょう」と何もかかっていない謎かけを披露し、スパイダーマンのポーズでごまかした。
最後の辰巳は“ふぉ~ゆ~”で謎かけ。「これからのふぉ~ゆ~とかけまして、新幹線とときます。その心は、どちらも光(ひかり)と望み(のぞみ)に溢れているでしょう!」としっかりと決め、全員でアイアンマンポーズでフィニッシュ。さらに福田が「どんなにこの東洋館で滑っても、僕らの心はそう!鋼鉄のように揺るがない!アイアンマン!」と続ける。しかし他の3人は最後の決めゼリフに入ることができず上手く締まらず。
辰巳が「こんな感じで、『ENTA!』もその日その日の公演、どうなっていくか分かりません。生でその場に来てくださった皆さんと作っていくのがエンタだと思っていますし、その瞬間瞬間を楽しんでいく公演に今年もなると思います。なので、どうか皆さん、呆れずに、僕らと一緒にこのエンターテイメントを盛り上げてくださると嬉しいです」とフォローした。
続いてのめくりで今年のテーマが「愛の王国」だと発表され、「僕らもちょっとどうなるか分からない状況でございますが、当日Zeppは愛の王国になるそうです」と辰巳が宣言するも、未だ全容は不明。「ふぉ~ゆ~からの愛、おともだち(※ファンの名称)からの愛、スタッフの皆さんからの愛で溢れる場所になるそうです。全てのエンタに関わってくださった皆様に、感謝を込めて、愛の王国として、当日はZeppで1公演1公演、皆さんと愛を分かち合えて行けたらいいなと思いますのでよろしくお願いします」と意気込んだ。
そして、記者からの質疑応答に移り、「じゃあ僕から……」と福田が客席側に背を向け、「堂本光一くんの舞台に1000回以上出演されていると思いますが、今回100回公演を迎えるということで、そのお気持ちをお伝えください」と記者側に回りふぉ~ゆ~へ質問を投げかける。
越岡は戸惑いながらも「ゲストの方がいた時やコントもあり、毎回違う公演をやっているので、それを100公演やっていると思うと、すごいなと思う反面、ゾッとはしますね。でも記念すべき100回公演なので、おともだちの皆さんと楽しめたらなとは思います」と回答。
続けて福田の番だが、「続いて、福田さんからお願いします」と記者役は継続しており、「僕ですか、分かりました」と自分で自分に問いかけていく。「突然話を振られたので上手く喋れるか分かりませんけれども、今コッシーが言った通り、『ENTA!』というのは毎回全く違う公演になって、僕らも予想できない作品なんですけれども、そういった意味でいうと毎年1、2、3、4と数字が上がっているんですが、毎回違う公演だと考えると、100回公演目はもはや『ENTA!100』なのではないか、という風に僕は思っております」と真面目に答える。
辰巳は「光一くんは2100回、『SHOCK』というステージに立ったわけじゃないですか。だからこそ、僕も光一くんの言葉を借りて言いたいです。回数は関係ありません。もう次の1回しか考えていないので、『ENTA!7』の1公演目、それのことしか僕は今は考えていないです。以上です」と決めた。
「ありがとうございました!それでは最後の方はもういいので、次に……」と切り上げようとする記者・福田に「聞いてやれよ!」と総ツッコミ。
満を持して話し出した松崎は「100回という数字、下に0をつけることによって1000回になりますよね。光一くんは2100回。いずれふぉ~ゆ~も追いつくぞという気持ちで、先ほど辰巳くんが光一くんの言葉を借りてましたけど、『回数は関係ない』って言ったけど、絶対関係あると思う。大したことあるぞ」と話し、「よく分からないコメントありがとうございました」と福田がまとめた。
今年で終幕となるミュージカル『Endless SHOCK』の11月帝劇公演に4人で出演した後に迎える『ENTA!7』。堂本光一の背中を見てきた4人が『Endless SHOCK』での経験を『ENTA!7』にどのように生かしていきたいか、25年間で2100回という偉業を成し遂げている『Endless SHOCK』に対して、『ENTA!』も長く公演していきたいかという問いかけが。
越岡は「25年やったら僕たち何歳だ?56歳?でも56歳までできるような作品だとは思いますね。踊れなくなってるかもしれないですけど、その年の『ENTA!』になると思います。なのでやっていきたいなって気持ちはあります。11月に4人で『SHOCK』を経て生かされることは全くないです。光一くんの教えは一切ここには出ないです」と冷静に答えた。
「死ぬまで『ENTA!』できるんじゃない?」というメンバーに対して、辰巳が「福ちゃんが最近リーダーとしての仕事で1個追加されたことがあって」と切り出し、福田から「今までのリーダーとしての仕事は、こういう時にリーダーって言うことです。最近増えたのは、ふぉ~ゆ~を全員看取ることです。僕はメンバー全員をステージの上で看取り終わるまでやめようとは思ってはいません。エンターテイメントの人間なので、ステージ上で亡くなっていただいて、精神的にくるかもしれませんが皆で看取って、いくつになってもできる作品だと思うので、ギリギリまでやっていきたいですね」と語られた抱負に「怖い発言してるよ!」「本当に『Endless SHOCK』だから」と慄くメンバー。
さらに福田は「光一くんが今後『SHOCK』が終わってから何をするかは全然分かりませんが、ワンチャンゲストで来てもらって。『SHOCK終わったらしいけど暇~?』って。8、9あたりでは光一くんがエンタマン(※ENTA!内で出てくるキャラクター)として、ピンクの全身タイツを着ているキャラクターがいるんですけど、あれを光一くんがやってくれるならば、顔が出ないので光一くんだとバレないのでギャラ安めで。やれるところまでやっていきたいと思います」と希望を語る。
辰巳は「ふぉ~ゆ~は『Endless SHOCK』が無かったらこの4人になっていなくて、舞台もそこまで出てなかった時代ですから、光一くんが『Endless SHOCK』に詰め込んだエンターテイメントの数々を生のステージで学んだというか、そういうのは光一くんから教わったことですね。『Endless SHOCK』という公演が2ヶ月ぶっ続けだったりするので、舞台度胸みたいなものがものすごくついたんですよね。光一くんはセンターがあまりにも似合う方で、僕らもずっとバックダンサーとしてやってきて自分たちがメインになるぞってなった時に戸惑いというか、メインってどうやって立ってればいいんだっけみたいな。でも光一くんって、僕らの斜め前で振りがパッと飛ぶ時とかがあるんですよ。その時の光一くんが振りが飛んでてもセンターで(※動じていないモノマネ)。僕らは振りが飛んだら横を見てすぐ戻るぞ、みたいになっちゃうんですけど。センターにいる美学や奥義は光一くんからたくさん盗ませてもらって、だから何も恐れなくなったが故に、こういうモンスターグループが生まれてしまったかなと。光一くんが生んでくれたのかなと思います」と振り返る。
「『ENTA!』も行けるところまで行ってみたいですね。最近はYouTubeだったり色々初めて、夫婦や親子といった幅広く僕らを応援してくれる方とかも増えたので、全方位の方が楽しめるエンターテイメントが『ENTA!』だと思いますので。『ENTA!』っていう名前も最初はこっ恥ずかしかったんですよ。ドストレートすぎて恥ずかしかったものを付けさせてもらったことにより、いつまでも続けられる作品になるのかなと思うので。福ちゃんが全員看取って、ふぉ~ゆ~がオンリーゆ~になるまで、それまで頑張ろうと思っています」と意気込んだ。
そして、松崎は「光一くんには感謝しかないというところからスタートして、怪物を生んだのはあなたです、っていう。怪物の子は怪物。堂本光一と息子たち・ふぉ~ゆ~。あなたがいなかったら怪物も生まれなかったというのを言いたいです。だから11月はさらに盛り上がること間違いなし!」と宣言し、「2006年から携わっている『Endless SHOCK』、まだその時はM.A.D.でふぉ~ゆ~になる前のグループでした。だけどこうして……時間大丈夫ですか?」と会見の時間を気にしながら、「とりあえず堂本光一サンキュー、ですね!」と見出しとなるコメントを狙うも「『怪物の子は怪物』の方じゃない!?」と慌てる辰巳の姿が。
さらにここから辰巳が松崎に耳元でささやき、「『ENTA!』は今7ですよね。この数字が39になるまでやります。なぜかというと、サンキューって伝えたいからです。堂本光一くんが生んだモンスター・ふぉ~ゆ~。光一くんにもサンキューって言いたいし、何よりもずっと応援してくれているふぉ~ゆ~のファン、おともだちの皆にサンキューって伝えるためにも、39まで絶対やるぞ!サンキュー!」と最後まで辰巳の言葉を松崎が復唱し、力強くコメントする一幕があった。
最後に一人ずつメッセージ。
越岡は「新年会が今回から加わるんで、僕は勝手にボーナスステージだと思ってるんですよ、このENTAは。皆さんと一緒に楽しめる空間をただ楽しむだけでなんか良いなって気持ちになれるステージなので、ボーナスステージ、皆さん一緒に楽しみましょう!」と呼びかける。
福田は「何が起こるか本当に僕たちも分かりません。台本とか筋道は色々皆で一生懸命考えるんですけど、その場その場で僕たちがぶち壊して、新しいショーを作ろうということをずっとやってまいりました。どんなステージになるか分かりません。お客様と一緒にふぉ~ゆ~で新しいステージを作れたら良いなと思っております。一緒にZeppで楽しみましょう!」と笑顔を見せた。
辰巳は「『ENTA!』は僕らのエンターテイメントをギュッと詰め込んだ忘年会や新年会のような、思い返したら何があったか分からないけどとにかくゲラゲラ笑ったね、というショーに今年もなると思います。で、笑いの二日酔いが次の日来ると思います。そういうショーにしたいですし、今年も新曲を用意するつもりでございます。なのでまたオリジナル曲が増えるんじゃないかなと思いますし、僕らは何よりもこの生の時間を皆さんと共有するのが好きなので、『ENTA!』で嫌なことを忘れて、その日しか生まれないその瞬間を一緒に楽しみましょう!」と述べた。
そして松崎は「『ENTA!』はふぉ~ゆ~にしか出せないエンターテイメントが詰まった絶品なショーだと自負しております。初めて『ENTA!』を見てふぉ~ゆ~のことを知ってくださったり、YouTubeも見るようになったとか、色んな声を聞きます。『ENTA!』という作品を通じて、一人一人のおともだちに、そして一人でも多くの方に声にしていただきたい、そんな所存でございます」と真面目に語った後、「『ENTA!』のE!いいでしょう。『ENTA!』のN!ん~、かぐわしい。『ENTA!』のT!たくましい。『ENTA!』のA!…Aぇ! group」と急に始まったあいうえお作文は最後に後輩グループにのっかる形となり、さらに「最初のEは“え”なのよ」と辰巳から訂正が。最後に“!(びっくり)”が残っていたということで、「皆、来たらびっくりする!『ENTA!』」と勢いで乗り切った。
そんな松崎を見て、辰巳が「本当に何が起きるか分からないから一人でも多くの方に観ていただきたいなと思いますし、会場に来てくださった方が笑顔で帰れるステージだと思うので。それこそ光一くんにも来てもらいたいです」と先輩へもメッセージを送り、笑いが絶えない製作発表を締めくくった。
『ENTA!7 4U. Zepp in de SHOW』は、2024年12月18日(水)横浜・KT Zepp Yokohamaを皮切りに2025年1月5日(日)まで大阪・名古屋・東京で開催される。