本番組は、中居・東野・ヒロミの“MC3”が今をときめくゲストを招き、周りにどう思われているのか?リアルな評価を調査し、そこから明日への学びを得る、日本一“余計なお世話バラエティ”。

初回放送は、MCの3人が周りからどう思われているのかを調査。40代以上には知られているが、Z世代は何をしているおじさんなのか?余計なお世話だけど、3人の軌跡を見てZ世代がどう思うかを検証する。
3人の調査を見守るゲストは、小木博明(おぎやはぎ)、おじゃす、近藤春奈(ハリセンボン)、鈴木拓(ドランクドラゴン)、山之内すず、YOU。MC3人と親交のあるタレントからは、過去にあったエピソード、Z世代の人気タレントたちからは今の印象など様々な角度からトークを繰り広げていく。

初回収録を終え、ヒロミは「無事2本終わりましたけど、これ編集どうすんのかなと思うぐらい」と収録内容を心配する声が。中居も「3人の過去、今までの経緯みたいな。僕はあまり好きじゃないですね」と苦い顔をするも、その声を受け東野は「好きじゃないってことは、多分見る方からするとすごく興味深いと思います」とコメント。ヒロミは「(1本目のゲストの)YOUが帰りがけに『MCの無駄遣い』って言いながら帰っていったから」と零した。
ヒロミが59歳、東野が57歳、中居が52歳と年齢差があるが、真ん中の東野は「やってて気づいたんですけど、すごくやりづらかったです」と告白。ヒロミは「俺はもうすげぇ楽ちんだったよ。どこの番組とも変わらない、俺別に喋りたい時に喋るし」と話し、中居も「僕はお2人が上なので、全部預けちゃうというか」とやりやすかった様子。

また、ヒロミが「この番組は一体誰が打ち合わせしてるんですか?僕は全くしてないです。台本も見てません。こういう番組なんだなって」と打ち合わせをせず収録に臨んだことを明かすと、中居も「どっちかがされてるんじゃないかなって僕はずっと思っています」と返し、東野は「俺は台本読んでないけど、台本読んだってスタッフに嘘つきました」と白状する。
「打ち合わせはスタッフさんもされていますけど、話半分ぐらいに聞いているタイプの仕事のやり方やから、別に楽しているわけではなくて、そんな感じの方が良いのかなと思ってあまり聞いてないし、お2人がいらっしゃるし、田村(真子)アナウンサーもいらっしゃるのでがっちり入ってない方が良いのかなと思ってやってるという感じです」と収録に臨むスタンスを明かす東野。
ヒロミも「多分僕らみたいな世代が『こういう番組だろ』『こうじゃなきゃだめだろ』なんてことを言うと、彼らが作りたい番組が作れないんじゃないのかなとか。だから『やりたいようにやったら?』って逃げのようなコメントをね。俺は毎回『中居も東野も良いって言ってんの?良いって言ってるなら良いよ』っていう他人任せ。でもTBSさんがやりたいものを僕らがやった方が良いのかなと」と語る。
中居も「多分制作スタッフの狙いだったりもするのかな?と思います」とスタッフの意図を想像しながら、「こんな取り組みはしたことないです。だからずっと不安でした。収録が終わっても不安です。何がオンエアされるか分からないですし、何が欲しいのかも分からないので、スタッフと話していないのもこんな番組ないですね。他の番組はちゃんとやりますもん。レギュラーでも何日か前に打ち合わせとかね、これちょっとやばいですよ。オンエア楽しみにしてほしいです」と不安に思いながら期待を寄せた。

「そうなってくると観覧に来る人が楽しみというか。やばい中居くんが見れたりとかってことでしょう?」とにやりと笑う東野の言葉に、記者から「身を削っている?」と質問が飛ぶと中居は「削ってないですよ。素直に話していたら皆と価値観が違ったっていう」と。「庶民派じゃないので、世間と感覚がズレちゃってて」と弁解する中居に、「若い時からスターやってるからそうなっちゃうんだよね」(ヒロミ)、「気づいたら一人だけ血だらけになってて。そういうのを皆で面白がろうっていうのも狙いとしてあるんじゃないですかね、もしかしたら」(東野)と楽しそうに話す2人だった。

改めて、本番組のオファーを受けた時の心境を聞かれると、東野は「え?っていう感じでびっくりしました」、中居も「特番1回しかやってませんから。何回かやって、偉い人とかがじゃあこれを、ってホップステップみたいなのを重ねるんですけど、助走無しでレギュラーというのもなかなか無いのでびっくりしました」と驚いたとのこと。
しかし東野は「でも(中居は)TBS長いじゃないですか。色々レギュラー番組とかやってて。1回目の特番の時、俺忘れもしない。(楽屋が)1番端っこやったんです。中居くんの楽屋、ヒロミさんの楽屋、俺の楽屋やったんですよ。中居くんの楽屋の前の人だかり、ヒロミさんの前の人だかり、俺の前誰もいなかったんです。さあ、始まったで、やったるで!と思いました」と、今年5月に放送された特番収録の際のエピソードを明かした。
ヒロミは「僕も中居とレギュラーでやるのは『いいとも』(笑っていいとも!/フジテレビ)以来で、東野ともレギュラーで一緒に何かやるというのも初めてなので。なので、レギュラーで月に何回か会うんだなって。月2ぐらい会うと、なんかめんどくせえなっていうのもちょっとあるかな」とぼやきが。東野は「年末に向けて中居くんに『お正月どうすんの?』って質問するのかなとか」と想像し、ヒロミも「ご飯行くのかとかゴルフ行くのかとかいう話をするのかなって。ここ2人(東野と中居)が一緒に飯食うとかっていうのはあまり考えられないというか」と話す。
「3人だけでご飯ってなった時に困るでしょ?(中居が)1番後輩やもんね」と東野に言われ、「やっぱ嫌ですね、1番下は。他の番組とか局とか限らずですけども、ちょっと偉そうにやってきている部分があって、急にここでペコペコするのがすげぇ嫌で。偉くなりたくてずっとやってきたつもりなんですけど」と素直に答える中居だった。
東野が「皆でご飯行こうってなったら『中居くん、ご飯決めてくれへんかな』って」と、お店を決めるのは中居の役割と話すと「僕できます?」と見渡す中居。するとヒロミが「できないよ。だから俺が決めるじゃん。ゴルフ場決めるのも俺。だから後輩みたいな先輩なのよ。皆に気を遣って『お前大丈夫か?』とか。こいつ(東野)は2時間までしか持たないから、2時間ぐらい経ったら『もう帰ろうか?』とか」と最年長であるヒロミが仕切るとのこと。
本番組の放送時間が1時間なことに触れ、「収録も2時間弱が良いですね」(中居)、「2時間の間で収めたいですね」(東野)と理想を語った。

そして、他の2人に勝っている部分について質問されると、「僕、フレッシュですね」と即答する中居。
東野は「俺は家からタクシーで来ます。俺はもう自力で庶民の気持ちを分かってると思ってるというところでタクシーで行ってます。多分送迎車があるんですよ2人は」と庶民派アピール。ヒロミは「会社の車で来てる」、中居は「僕、自車です。バラバラなんですね!」と新たな発見があり、「どういうルーティンで、入り時間は本番の何時間前とか、そこもちょっとずつ紐解かれてくると思います」と話す東野だった。
ヒロミの勝っている部分は「遊んでから仕事に臨むこと」とし、今日の収録前も「野球があったんで、野球を見て(ドジャースが)6-0になって、もう勝つなと思ったからママ(松本伊代)と打ちっぱなし行きました」と収録前の過ごし方を明かす。

さらに、他の2人にお願いしたいことを聞かれ、東野が「やっぱりヤンキー2人と普通の生徒みたいな感じで…」と話し出すと、「僕ヤンキーじゃないですって。アイドルやってるんですよ、15から」(中居)、「もう俺60になるんだよ。ヤンキーとかやめてくれよ」(ヒロミ)とブーイングが上がるも、続けて東野は「周りにそこまでヤンキー背負ってる人ってあんまりいないんですよ。だからそこの面白さみたいなところは楽しみというか」と、化学反応を楽しみにしている様子。

また、東野が「カンペが出てるんですけど、俺は読まんとこうと思ったんですよ。ほんなら2人も全然読まないんですよ。それが面白かったんです。読めへんな~って」と収録中の出来事を話すと、「俺なんか絶対読まないもん」(ヒロミ)、「あれ見えます?」(中居)、「もうあんま見えない」(ヒロミ)と顔を見合わせる2人。
中居は「見えないんですよ(文字が)小さくて。ちょっと大きくしてほしかった。全然分からなくて、これ僕行かなきゃいけないのになと思いながら……」と葛藤があったことを明かし、東野が「そういうのをこれからちょっと色々詰めていってやりやすい感じでやっていきたいと思います」と語り、和やかな空気で軽快なトークが繰り広げられた記者会見だった。

10月21日(月)からスタートする新レギュラー番組『THE MC3』はTBSにて毎週月曜よる9時放送、初回放送はよる8時55分より放送される。