
本作は、昨年9⽉に放送された本郷奏多・⼤沢⼀菜がW主演を務めた⽊ドラ24「姪のメイ」と同じく福島12市町村(※)を舞台にしたドラマであり、今回は実在する12名の移住者たちにフォーカスした1話完結のヒューマンドラマとなっている。
葛藤や挫折をしながらもそれぞれの課題に挑戦して移住に⾄る姿や、福島県の⼈々との交流を通じて成⻑していく様⼦を、実在する場所やモデルとなる⼈物にインタビューを⾏い、そこから着想を得たストーリーをオムニバス形式で紡いでいく。
「⻤」扱いされる⼀⾒怖い主⼈公が⼦供たちと交流を重ね、伝統⾏事に熱意を燃やす今時の主⼈公が移住の地でどう⽴ち回るのかなど、モデルの⽅々の魅⼒を主⼈公に投影させて描かれる。ファンタジー作品あり、⾻太でどこか不思議な世界観の作品あり…とさまざまな味わいを感じられる作品となっている。
(※)福島12 市町村…東⽇本⼤震災の際、東京電⼒福島第⼀原⼦⼒発電所の事故に伴う避難指⽰の対象となった⽥村市、南相⾺市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、⼤熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村を指します。
監督陣には「君は放課後インソムニア」「初恋、ざらり」(テレ東)などの話題作を⼿掛ける池⽥千尋、お笑いコンビ「ダブルブッキング」のメンバーであり、海外33カ国で135の賞を受賞した映画「裏表紙」の脚本・監督を務めた川元⽂太(ダブルブッキング)、「架空OL⽇記」「殺意の道程」など映画・テレビでの趣向を凝らした演出に定評がある住⽥崇、国内外の映画祭や賞レースにノミネートされた「市⼦」を⼿掛けた⼾⽥彬弘、映画「チワワちゃん」「真夜中⼄⼥戦争」などスタイリッシュな映像に定評がある⼆宮健、是枝裕和監督、⻄川美和監督のもとで監督助⼿を務め、映画「夜明け」でデビューを果たした広瀬奈々⼦、そして「時効警察」(テレビ朝⽇)の監督をはじめ、映画「転々」「⼤怪獣のあとしまつ」などさまざまな作品を世に⽣み出す三⽊聡といった個性豊かな7名が決定︕(50⾳順)
そして今回も名ギタリスト・⾳楽プロデューサーで「池袋ウエストゲートパーク」(TBS)の劇伴や「サンクチュアリ -聖域-」(Netflix)のメインテーマなどを⼿がけてきた會⽥茂⼀が⽊ドラ24「姪のメイ」から引き続き⾳楽を担当する。
そしてこのたび、各話で主演を務める全12名の個性豊かなキャストの中から、6名が解禁された︕
「⻤」と恐れられている、双葉町に移住した元復興副⼤⾂・好川治よしかわおさむ役に⼤友康平。⾵景に惚れ込み移り住むことになった川俣町でカメラマンとなった⼩賀おがひとみ役に⿊⽊華。南相⾺市で⾺の社会的地位の向上を⽬指す今時の⻘年・中村優神なかむらゆうしん役に佐藤⼤樹(EXILE/FANTASTICS)。さまざまな事情を抱えてオートバイによる競技「トライアル」での町おこし計画を川内村で⾏う東道進⼀郎とうどうしんいちろう役に渋川清彦。さまざまなキャラクターのサーフィン仲間と共に、サーフィンで広野町を盛り上げるホテルマン・⼤迫保おおさこたもつ役に駿河太郎。葛尾村への想いを胸に畜産業に携わり、とある事情を抱えた男と出会うことになる⽥伏武洋たぶせたけひろ役に本⽥響⽮が決定した︕(50⾳順)
<出演者コメント>
■⼤友康平/好川治役
双葉町に移住した元復興副⼤⾂。
福島復興のラストランナーと⾔われる双葉町で尽⼒する⼀⽅、⼦供たちからの評判が悪く悲しい思いをしている。
【コメント】
⼤震災からの復興。未曾有の出来事を⾵化させないこと。
この⼆⼤テーマに貢献できる内容のドラマに参加させていただき⼤きなやり甲斐と責任を感じます。東北出⾝者としてしっかり演じたいと思います。
■⿊⽊華/⼩賀ひとみ役
結婚を機に川俣町へと移住する。
専業主婦として暮らしていたが、町の⼈々との温かい交流や友⼈の結婚をきっかけにやりたいことを⾒つけ…。
【コメント】
現在の福島は、震災前の状態に戻していこうというよりも、もっと先の未来を⾒据えた復興に取り組む、希望に満ちたパワーを持っていると聞きました。そのような前へと進む福島を描いた作品に参加できることを嬉しく思いますし、何か少しでも⼿助けになれるよう精⼀杯頑張ります。
■佐藤⼤樹(EXILE/FANTASTICS)/中村優神役
⾺術競技で⽇本代表に選ばれた経歴の持ち主。
「⾺の社会的地位を上げたい」という意思を抱き、⾺とともに⽣きる⽣活が根付く南相⾺市への移住を決めるが…。
【コメント】
僕の演じる主⼈公・中村は⾺の社会的地位を向上させたい、⾺術という競技をメジャーなものにしたいという夢を叶えるために“⾺と共に歩むまち”南相⾺市に移住し奮闘する真っ直ぐで熱い⻘年です。
彼が南相⾺市で出会う⼈達は、⼼温かく⼈間味の溢れる⽅ばかりです。⾃分で決めた事や掲げた⽬標の為なら⼿段を選ばず、常に全⼒で困難や壁に挑む中村の成⻑をぜひ⾒守っていただきたいです︕
福島県は僕の祖⽗⺟の家があり、⼦供の頃から毎年必ず訪れる、⼤好きな場所です。この作品を通して福島県の魅⼒が少しでも伝わるように僕も全⼒で演じます。
■渋川清彦/東道進⼀郎役
オートバイによる競技「トライアル」専⾨雑誌の編集者。
友⼈の⾵・沙綾との交流を通じて、トライアルでの町おこし計画を川内村で⾏うことに。
【コメント】
それぞれの形で福島への想いを抱き実際に移住した⽅をモデルにドラマを描く。
そしてその物語を背景に三⽊聡監督の世界に⼊れる事になり、奇想天外で濃い⽇々が待っているだろうと楽しみです。
三⽊監督に⾃分のもっているモノを委ね、何か⾯⽩い作品ができれば幸いです。
■駿河太郎/⼤迫保役
広野町で⽣まれ育ったホテル経営者。
ローカルサーファーとしても活躍しており、震災をきっかけに⼈が減ってしまった広野町を盛り上げようとある企画をする。
【コメント】
今回お話をいただいた時は、地上波でサーフィンを題材にしたドラマができるんや︕と、驚きと嬉しさが込み上げてきました。
僕が上⼿いかどうかは知らんけど…サーフィンが好きな気持ちはこの業界の誰よりも強いと思います。仕事でサーフィンが出来るなんて最⾼でしかありません。東⽇本⼤震災以降、被災された⽅々には、僕には理解したくてもできない程のご苦労があったと思います。そんな中、このドラマが少しでも復興⽀援になる事を⼼から願っております。
■本⽥響⽮/⽥伏武洋役
葛尾村への想いを胸に埼⽟県から移住。
畜産農家のもとで修業を積む中、⾃転⾞で⽇本横断をしている三橋に出会う。
【コメント】
⽥伏武洋役を演じさせていただきます、本⽥響⽮です。
僕は福島県の葛尾村が舞台のお話で、この作品に参加させていただきます。演じる⽥伏という男の⼦は、県外から移住してきて、今は畜産農家に勤めている実在する⽅をイメージして作られた役です。どうして葛尾村に移住してきたのか、どうして畜産農家をやろうと思ったのか、そして葛尾村はどんな素敵な所なのか。この村の良さを役、作品を通して観てくださった皆さまに伝えられたらいいなと思います。
<スタッフコメント>
■プロデューサー・梅⼭⽂郁(テレビ東京)
元復興⼤⾂、キャンドル作家、パティシエ、元⾺術競技者の実業家など…「⼈⽣でやりたいこと」を叶えながら、それぞれの暮らしをしている移住者。そんな実在の12⼈の⽅をモデルに、今回は彼らの⽣き⽅を描いたオムニバスドラマを制作しました。あらすじを考えるためのインタビュー取材の際、突撃にも近い私からのいきなりのご連絡にも、移住者の皆様は嫌な顔⼀つせず、「私ができることであれば」とご協⼒いただいたことが本当に嬉しく、取材後はなんだか⾃分も元気をもらいました。そして、2023年放送の「姪のメイ」に引き続き、福島12市町村を舞台にした企画を考えてくれた⻘野さんとドラマを作ることは、⾃分も「⼈⽣でやりたいこと」が実現できている気がして楽しいです。いま、撮影に向けて準備作業が佳境なのですが、⻘野さんも「毎⽇何かしらあって⼤変ですよね〜」と楽しそうにしています。楽しく、前向きに、12話の移住者の⽅々のお話を⼤事に作っています。ちょっと元気が欲しい時、このドラマにお付き合いいただければ、きっと明⽇が楽しみになると思います。素敵なキャストの⽅々にもご注⽬を︕ぜひご覧ください︕