
主演は民放連続ドラマでの主演は13年ぶり、日曜劇場初主演の神木隆之介が務め、『アンナチュラル』(2018年)、『MIU404』(2020年)など数々のヒット作を生んだ、脚本・野木亜紀子×監督・塚原あゆ子×プロデューサー・新井順子という強力チームが再集結した本作。初回放送から「映画のような映像美で没入できる」「神木くんの二役が本当に別人でやばい・・・」「初回からストーリーに引き込まれた」との声がSNSで溢れた。放送終盤から番組タイトルがXのトレンド1位を獲得し、関連ワードもランクイン。日付が変わるまでトップにいるなど盛り上がり、次回の放送を期待する声があふれた。
本作では神木が端島の炭鉱員の家で生まれ育った明るくまっすぐな主人公・鉄平と、現代の東京に生きるもう一人の主人公・ホストの玲央の一人二役、鉄平の良き理解者である兄・進平を斎藤工、鉄平に想いを寄せる食堂の看板娘・朝子を杉咲花、端島に突然現れた謎の女性・リナを池田エライザ、鉄平の親友でありライバルである賢将を清水尋也、ある過去を抱える自由奔放な鷹羽鉱業職員の娘・百合子を土屋太鳳が演じている。そのほか、國村隼・沢村一樹・中嶋朋子・山本未來・さだまさしといった実力派俳優陣が名を連ね、現代と過去をつなぐ物語のキーパーソンとなる謎の婦人・いづみ役に宮本信子とキャストの豪華さも話題になっている。
この度、人気個性派俳優・片桐はいり、渋川清彦がゲスト出演することが発表となった。片桐が演じるのは端島唯一の映画館「昭和館」の館長を務める大森、渋川は端島に突如やってきた映画プロデューサーを名乗る夏八木を演じる。片桐演じる大森は第2話から、渋川演じる夏八木は第3話から登場する。
初回から、1955年の端島と現代の東京を交差する演出に物語がどう繋がっていくのか考察が盛り上がっている本作、2人がどのように関わっていくのか楽しみにしていただきたい。
本作は、1955年から石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。
戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいく。同時に、現代の“一見して何でもあるけれど若者が夢を持てない時代”を描き、過去から現代に通じる希望を見つけだす、時代を超えたヒューマンラブエンターテインメントである。初回の放送で解禁となったKing Gnuが本作のために書き下ろした主題歌「ねっこ」もドラマとともに好評を博している。
■第2話あらすじ
現代。いづみ(宮本信子)は一体何者なのか、自分に似ているという “忘れられない人”とはどんな人物なのかが気になる玲央(神木隆之介)。そんな玲央にいづみは、かつて想いを寄せていた鉄平(神木)のこと、そして島での複雑な“恋模様”について語り始める。
1955年9月。端島では、リナ(池田エライザ)のことを気にかけて遊びに誘う鉄平を、複雑な思いで見つめる朝子(杉咲花)の姿が。朝子の鉄平への気持ちに気付いているリナもまた、自分へ向けられた鉄平の好意をかわしながら、複雑な思いを抱えていた。
一方、端島に生活用水を引く海底水道計画の検討会に参加する賢将(清水尋也)に連れ立って、長崎を訪れた百合子(土屋太鳳)は、アメリカ生まれの“スクエアダンス”と出会い、気に入って端島に持ち帰る。すぐさま同好会を設立するべく、鉄平、朝子、賢将、リナを集めて練習に取り掛かる。その頃、端島には大型の台風が近づいてきて――。