日本屈指のポップカルチャーの中心地である秋葉原にて、アニメ映画と秋葉原の魅力を国内外に発信することを目的に立ち上げられ、記念すべき1回目の開催となる本イベント。

「レッドカーペット」、「オープニングセレモニー」では、第1回目となる秋葉原国際映画祭のアンバサダーにジャンル問わず、アニメ作品で数多くのキャラクターの声を担当してきたレジェンド声優の山寺宏一を迎え、小野賢章、竹達彩奈、蒼井翔太、寺島惇太をはじめ、豪華声優陣、監督が集結した。

そして、特集上映として、新海誠監督作品から近作「すずめの戸締まり」「君の名は。」と、過去作「秒速5センチメートル」「雲のむこう、約束の場所」をピックアップ。新海監督作品の世界観をより深く味わい、変化や進化を再確認できるプログラムとなっている。また、本映画祭とコラボレーションした「雲のむこう、約束の場所」のリーディング・オーケストラ・コンサートより、白川拓也役の中村竜大、白川美子役の黒田こらん、橋本昇役の田中洸希が「レッドカーペット」と「オープニングセレモニー」に登場。

「オープニングセレモニー」では一人ずつ挨拶し、この場で恒例となっていた秋葉原に関する話について中村は「実は秋葉原に来るのが僕自身今日が初めてでして。福岡県出身なんですけど、田舎者だから電飾の街にちょっと憧れていたり、アニメの街で日本といえば、みたいな聖地でもあったので、なのでこれからどんどん秋葉原愛を深めていけたらなと思っております」と微笑む。
「新海誠監督の作品は学生時代にすごく彩りを与えてくれた作品ばかりで、学生時代に少ないお小遣いをかき集めて映画館に行って、仲の良い友達と一緒に行っていたなというのをすごく思い返しました。作品が公開されて20周年、僕自身ももうすぐで20歳を迎えるということで、作品とともに成長してきたと勝手ながら、運命を感じながら今回の作品に参加させていただきました」と作品への想いを語り、作品の20周年記念日となる11月20日の公演ではライブビューイングが行われることも伝え、「これを機に、この作品を皆さんに知っていただければと思います」とアピールした。

レッドカーペットを歩くのは初めてだったと話す黒田は「舞台出演でレッドカーペットって歩けるんだとびっくりしてですね。実際に行ったら結構本格的で。今日は寒かったですけれども、熱気の中で歩かせていただいて、とても気持ち良かったです」と振り返り、「この舞台が世界に飛び立っていけば良いななんて、そう感じております」とコメント。

そして田中は「普段はSUPER★DRAGONという9人組のダンス&ボーカルユニットで活動しておりますけれども、このようなありがたい機会をいただけて、本当に緊張が止まらなくてずっと足が震えているんですけど……」と緊張を隠しきれない様子だが、「僕自身小学校の頃からアニメオタクでして、もう本当に素晴らしい演者の皆様とお会いできることがまずすごく嬉しかったですね。良い声の皆さんしかいなくて、ずっと耳が癒しで仕方なかったです」と感激。「それこそアニメオタクなので、グッズなのとかも買いたくて学校をサボってアニメイトに行ったりとかしていたぐらいなので。めっちゃ怒られたんですけど。それぐらいめちゃくちゃアニメオタクなんですよ」と想いが溢れ、「アニメだったり、それこそ音楽、僕個人的にビートボックスをやらせていただいているんですけど、結構オタクでして」と何度も“オタク”であることを主張し笑いが起こる場面が。さらにこの流れで得意なビートボックスも披露。

「数々の作品を紹介していましたが、僕が知っているものから新しいものから全部、オタクとしても心が燃えたぎるようなものがたくさんだったので、これから公開されるものだったり、もう公開しているものだったり、全て見させていただきます」と想いを語った。

『秋葉原国際映画祭2024』は、秋葉原エリアで11月9日(土)~11日(月)まで3日間に渡り、「レッドカーペット」、「オープニングセレモニー」、「プレミアム上映」、「アニメコンペティション」など、様々なイベントが行われる。