
同アワードで2年前にライジングスター賞を受賞した際は、授賞式がなかったと振り返った河合は「今回、皆さんの前で素晴らしい賞をいただくことができてすごく嬉しいです」と笑顔をみせた。
出演した映画『ナミビアの砂漠』、『あんのこと』について「撮影した時期は、あんのことは2022年の終わりで、ナミビアの砂漠は2023年の9月なので、ちょっと開きはあるんですけど、どちらも私にとってはすごく大きい作品」と言い、「作り手は違うんですけど、この先きっと何年も、自分がこういうふうに映画が作れたってことを糧にしていけるような、ほんとに大切にみんなが力を合わせてやるべきことをやっているっていうようなもの作りでした」と撮影を振り返った。
来年の目標を聞かれた河合は「今年、素敵な作品をたくさん世の中の皆さんに見ていただけて、大きい反響をいただけて、今まで自分が届いていると想像してなかった人たちにもたくさん作品が届いてるんだなってことを実感した」と回顧。「ずっと走っていたなっていう印象はあるので、自分の中にインプットすること、勉強をすることだったり、感動することだったり、そういうのを忘れない1年にたしたい」と意気込んだ。
今年の開催で10周年を迎える同アワードは、その年に公開された映画の中からエルが選ぶベスト作品を決定する「エル シネマアワード」のほか、今年目覚ましい活躍をした男性に贈る「エル メン賞」、日本の映画界で輝く女優に贈る「エル ベストアクトレス賞」、新世代をけん引する映画人男女2名に贈る「エル・ガール ライジングスター賞」、優れた監督に贈る「エル ベストディレクター賞」、映画界に革新を巻き起こした人に贈る「FENDI 賞」、そして今年から新設された映像コンテンツの分野でユニークな活躍をした人に贈られる「話題賞」の6部門が発表される。
<受賞者・作品一覧>
■エル メン賞:山﨑賢人『キングダム-大将軍の帰還-』
■エル ベストアクトレス賞:河合優実『ナミビアの砂漠』/『あんのこと』
■エル・ガール ライジングスター賞:萩原利久『朽ちないサクラ』
■エル・ガール ライジングスター賞:桜田ひより『バジーノイズ』/『ブルーピリオド』
■エル ベストディレクター賞:山中瑶⼦『ナミビアの砂漠』
■FENDI 賞:仁村紗和『ラストマイル』/『SHUT UP』
■話題賞:アンナ・サワイ『SHOGUN 将軍』