『レッドブルー』は、少年サンデーにて連載中の同名漫画が原作の、プロ格闘家も愛読する重版続々の総合格闘技“MMA”を題材にした青春スポーツドラマ。

初回OAを⽬前とした12⽉13⽇(⾦)に1話先⾏上映&トークイベントが行われ、主演の木村慧人(FANTASTICS)、長谷川慎(THE RAMPAGE)、山下永玖(ONE N’ ONLY)、大久保波留(DXTEEN)、武知海青(THE RAMPAGE)、大倉空人(原因は自分にある。)、須見和馬(DDT プロレスリング)、佐野岳が登壇した。

出演が決まった時の心境を主人公の木村は「まず思ったのが嬉しいなというのが率直な感想で。MMAというものを題材とした初めての作品が『レッドブルー』かなと思っていて、自分なりに全力で挑んで、本当に良い作品にしたいなと思いました。だからアクション練習もいっぱい傷だらけになりながらやったし、それが作品にもすごい出ていると思うので、ぜひ注目していただけたら嬉しいです」とコメント。

長谷川も「僕的には“MMA”は聞き馴染みのない3文字で。普段から見たこともなかったですし、当然やったこともなかったんですけど、ゼロベースの状態で原作も読ませてもらって、あとは岩瀬を演じるにあたって実際にMMAの試合を見たりとかして、徐々にMMA教育を自分なりにしてこの作品に挑んだんですけど。この作品のお話をいただけて、本当に嬉しかったです」と語る。

役作りのために行った体作りの話題になると、大倉が「僕は知人に『足を鍛えるのがすぐに上半身も結果が出る』と言われて、じゃあ足をめちゃくちゃ頑張ろうと思って鍛えていたんですけど、実際にポスター撮影をして、解禁された時に皆並ぶじゃないですか。皆さん本当にアニメから出てきたような体をされていて、肝心の僕は足を鍛えすぎて足しかでかくなってなくて。ポスターってファイトパンツを履いているので、(足が)何も見えてないんですよ!ポスター撮影が終わってからは上半身に完全に移行して頑張っていました」と残念なエピソードを。

木村が「僕は『レッドブルー』をやる前は女装男子の役をやっていたので57kgぐらいで、それから6kg増やして、脂肪は増やさずに筋肉で増やしました。毎日ジムに行って、もうそれからジムルーティーンが抜け出せなくて、今もやっています」と明かすと、大倉が「ちなみに足って鍛えてました?」と質問し、「一切やってない!」と答える一幕があった。
さらに木村は「基本お腹空いたなと思った時はお米をたくさん食べました。あとはジム前にお団子を3口ほど食べていました」と食事面でも気をつけていたとのこと。

長谷川は「結構意気込んでやっていて、ポスタービジュアルにもしっかり腹筋バキバキで載っていたんですけど、意外と劇中で岩瀬くんがあんまり脱がない……」と残念そうに話し、「劇中で結構脱ぐかもって言われていて、それを想定でめちゃくちゃ頑張ったんですけど、隠れてるっていう。なので皆さんが見る時は、この下はめっちゃバキバキなんだなってイメージしながら楽しんでください」と笑いを誘った。

すると、今年4月からボクシングジムに通っていた佐野から突然の発表が。「この作品が終わった数日後、12月11日にプロボクシングのテストを受けさせていただきまして、見事合格いたしました!」という喜びの報告に「おめでとうございます!」と歓声が上がった。

さらに、撮影中のエピソードを聞かれると、佐野が「(岩瀬と)同じシーンが多くて、その時にカメラマンさんが『ちょっと岩瀬、こっち寄って』って言われた時に、さすがまこっちゃん、パフォーマーは違うなと思ったのが、こうやって(クラブステップ)で移動してきたんですよ!」と撮影中の長谷川のとある姿を暴露。するとダンスグループで活動しているキャストが多いからか「ちょこちょこ踊っていた」との声が他の人からも上がり、木村も「僕も結構踊っちゃいます。練習と、あとは寒いので体動かしてあっためてました」と明かした。

大倉は木村とのエピソードを挙げ、「青葉との試合のシーンがあって、その次の日も朝が早くて泊まることになって。その夜、木村くんと一緒にお風呂に入りまして、そこで同じボーイズグループというか、グループ活動もしていて役者業もやっているので、そのお話だとか。現場ではアクションとかの話が多かったので、ちょっとプライベートな話とかもできて、すごい印象に残っています」と嬉しそう。

イベントでは、ドラマの題材であるMMAにちなみ『MMAあいうえお作文』を発表するコーナーが。「すごい!」「めっちゃ良いこと書いてる!」と絶賛される中、個性的な作品も。

木村は「MAJIDE(マジで) MINNA(みんな) ARIGATO(ありがとう)」と記し、「本当に感謝を伝えたいなという気持ちです」と語った。

長谷川は「MAKOTO(慎) MADAMADA(まだまだ) AGERUZE!!(あげるぜ!!)」と記し、「その心は?」というツッコミが。「Mに反応してMAKOTOで始めようって変なこだわりがあってMAが完全に空回っちゃった感じなんですけど」と素直に明かしながら「17日に1話が放送じゃないですか。まだまだあげるぜ!これから羽ばたいていくぜ『レッドブルー』!僕らも演じきって、あとは電波に乗せて、この作品を送り出すぜ!っていう感じです」と補足した。

さらに、レッドチーム、ブルーチームに分かれて腕相撲対決も開催。結果は引き分けとなり、両チームとも罰ゲームを受けることが決まった(罰ゲーム内容は後ほど番組SNS発表)。

第1戦目:⽊村慧⼈VS須⾒和⾺

第2戦目:⼭下永玖VS⼤久保波留

第3戦目:武知海⻘VS⻑⾕川慎

第4戦目:佐野岳VS⼤倉空⼈

最後にファンへ向けて木村は「この『レッドブルー』という作品は、本当に演者一人一人が魂を込めて、命をかけるぐらい全力で挑んだ作品ですので、その熱量を皆さん感じて、全8話なんですけど毎回毎回本当に最高な1話になっているので、ぜひ楽しみながらチェックしていただけたら嬉しいです」、長谷川は「めちゃくちゃ熱い青春ドラマになっております。(第1話は)まだ青葉がMMAに目覚めるところで、これから青葉がどんな風に化ていくのか、そして青葉の前に立ちはだかる怪物たちとの戦いも楽しみにしていてほしいですし、僕自身もいわせとして、すごく青葉をいじめていたんですけれども、青葉がMMAの世界に入って変わっていく姿に、岩瀬も人間として成長していく姿が見れると思いますので、ぜひ色んな視点で楽しんでしていただけたらと思います」とメッセージを送った。

トークイベント後に行われたフォトセッションでは、制服や役衣装から、上半身裸にファイトパンツに着替えて再登場した。