本作は、2024年に行われたドームツアーでは3都市8公演で計38万人を動員し、絶大な人気を誇るWEST.の、11年目に向けた集大成の映画。メンバー7人が揃って劇映画に主演するのは初。オリジナルストーリーで贈る、クセ強キャラクターたちが織りなす笑いあり、人情ありのスラップスティックなアクション・コメディを描く。
WEST.メンバー7人全員主演という本作、出演が決まったときの心境を問われると重岡は「めっちゃハッピーじゃなかった?」とメンバーに問いかけ、中間は「新しい挑戦」と言い、桐山は「嬉しい反面、ちょっと恥ずかしいなってのもあった」と語る。本作のメガホンを取った瑠東監督とメンバーは昔から親交があるそうで神山は「僕たちが喋ってる時に、わーって盛り上がってると『何の話してんの?』って瑠東さんが入ってくる」とぶっちゃけ、小瀧は「さんまさんぐらい引き笑いする、今日なんか出ると思う」と本日の注目ポイントを発表すると瑠東監督は汗だくに。一連の流れを聞いていた重岡は「ほんとに明るく楽しくやらさしてもらってそれがそのまま出てると思います」と笑顔でアピールした。

本作の主題歌はWEST.の「ウェッサイソウル!」。トータス松本がこの映画のために作詞作曲、ウルフルズがサウンドプロデュースしたパワフルでファンキーなナンバーとなっている。実際に歌った感想を重岡は「最高にファンキーでソウルフルなナンバーで、もう聞いてくださってる方もいらっしゃるかなと思いますけど、書いてもらってこんな嬉しいことはないなと思いましたし、しかもこの映画にほんとにもうピッタリだなと思います。ほんとに感謝ですね、めっちゃ嬉しかったです」と喜びのコメント。小瀧は「ほんとに夢みたいな話で、ほんまに人生何が起こるかわからんなって思いました」としみじみ、続けて「特に僕たち関西人は縁があると言いますかね、僕自身、小学校6年間、運動会の準備体操が『それが答えだ!』だったじゃないですか?」と問いかけると、メンバーから「しらんしらん!」と総ツッコミ。小瀧は「それぐらいこの腹の中にウルフルズってものがある、そういう方々に映画の曲をしていただいてほんとに光栄だなと思ってます」と感謝を述べた。
最後に、重岡は本日がWEST.デビュー11周年ということに触れつつ「笑いあり涙ありのアクションコメディなんですけど、やっぱり1番はこのWEST.7人の兄弟みたいな、親友みたいな、ライバルみたいな、家族みたいな、この空気感っていうのを瑠東さんが感じてくださって、それをこの映像に落とし込んでくれたんですよ。その言語化できない何かっていうのを多くの人にぜひ知ってもらいたいなって思ってたんです。こういう機会をいただいて、ほんとに感謝してますし、僕自身も自慢のグループなんですけれども、ええ感じのWEST.っていうのをこの映画でぜひ堪能していただけたらなと思っています」と語っていた。

完成披露試写会にはWEST.のほか、共演の恒松祐里、剛力彩芽、竹中直人、監督の瑠東東一郎が出席した。