
自身の故郷である仙台で撮影した本作。今年1月17日に30歳を迎えた佐藤が、自身のルーツやゆかりの地をめぐった旅の様子をたっぷりと収録。いつになく自然体の素顔がみられる一冊に仕上がった。また、タイトルの『Reason』は本人が考案したもので、”佐藤流司がここまで生きてこられた理由、俳優を続けていくことの理由”をコンセプトとしている。柔らかな笑顔が自然体の魅力を表しており、30歳のメモリアル作品らしい印象的なカバーにも注目だ。
4冊目となる写真集が発売となり「素直に嬉しいです」と喜びを口にした佐藤。本作は初版1万4000部で発売前から重版がかかっていることに「今まで3冊写真集出してきて、今回は4冊目になると思うんですけど、今回は発売前に重版も決まったということで、本当に日頃応援してくださる皆様、そしてご購入いただいた皆様へ本当に感謝感謝でいっぱい」と改めて感謝を述べた。また、写真集の帯コメントは両親が担当したそうだが特に感想はなかったそうで「あんまり私がやってる仕事に対して感想をそんなに送ってこなくなりまして…でもきっと満足してもらってる」と話した。
本作でこだわった点について聞かれた佐藤は「俳優とかアーティストとかやらせてもらってる時って、やっぱりどうしてもある種自分ではないというか、佐藤流司っていう人物像を自分でも意識して構築しているのかなって気がしてるんですけど、そういった意味では今回の写真集はすごくプライベートに近いネイキッドな状態の佐藤流司っていう、ほんとに家にいるかのようなナチュラルな表情を見せられた」とコメント。
また、お気に入りカットにはタバコを吸っているカットをセレクト、選んだ理由を「20代最後に撮影をして、30代になって発売させてもらってるわけですけど、スーツ姿におしゃれな眼鏡かけてタバコを手に持ってる感じが大人っぽい自分を演出できてると思って、あと表情めっちゃアンニュイな感じ出してるし、ちょうどいいかな」と説明した。
本作の仕上がりを点数で聞かれると佐藤は「これ結構いろんな方に聞かれるじゃないですか?この写真集の仕上がりみたいな、これスベってるのしか見たことないんですよね(笑)これ、何点って言ってもなんか微妙な空気になる」とぶっちゃけ、悩んだすえに出した点数は「8兆とんで74.5点!」と答え、「今回は、一貫してちゃんと自分の人生を振り返ることをコンセプトでやってたんでブレずに1冊ストーリーがあるっていうのが面白い点かなと思いますね」とアピール。最後に、どんな方に手に取ってほしいか聞かれた佐藤は「万博に置いてほしい、最終的な目標はそこ」と大きな目標を掲げ笑顔をみせていた。