影ナレの呼びかけで客席後方からLED付きサングラスを装着した向井を先頭に登場したキャスト陣。孔明カラーのグリーンの衣装で登場した向井は「お集まりいただきましてありがとうございます。おかげさまで無事に初日を迎えることができました。短い時間にはなると思いますけども、最後まで楽しんでいってください」と笑顔で挨拶した。

この日の舞台挨拶では、登壇者の名前が書かれたカードが入った『パリピBOX』を使って本作の見どころなどを回答するトークコーナーが行われた。
劇中で描かれる総勢50名以上のミュージシャン&ダンサーが大集結し6000人の観客を動員した圧巻のライブシーンの見どころを問われた向井は「本当にライブを撮ってるかのように、カメラも12、3台。WOWOWのプロのチームが来てくれた。もちろんね、パフォーマンスももちろんそれはすごいんですけど」と前置きしつつ「やっぱりMC・マモの映ってないところがすごいんです」とMC・マモ役の宮野真守を称賛。続けて「映ってるところは全体の10分の1ぐらいで、お客さんへの説明、撮影が止まった時の繋ぎとか、あのライブシーンは1日で撮ってるので、全部MCをしてくれて、朝『よろしくお願いします』って会って、終わった時に『お疲れさま』って言ったら、3歳ぐらい老けてたもん。ちょっとしぼんでたから、いかに大変だったのかなっていうのはわかりました」とぶっちゃけると宮野は「やだな、3歳も老けるの。いや、でもほんとにあんな経験なかったので、すごく楽しかったですし、演技指導も皆さん(お客さん)にしたんですけど、皆さんのお芝居もね、ちゃんと映画の大切なピースになっておりました」と話すと会場からは拍手が沸き起こり笑顔をみせていた。

同作は、累計発行部数250万部突破のメガヒット大人気漫画「パリピ孔明」(講談社「ヤングマガジン」連載中)。2023年秋に放送された実写ドラマの劇場版となる。三国志の天才軍師・諸葛孔明(向井理)が、なぜか現代の渋谷に転生。アマチュアシンガー月見英子(上白石萌歌)の歌声に心奪われた孔明は、英子とともに音楽の力で<天下泰平>を目指す。
舞台挨拶には向井のほか上白石萌歌、神尾楓珠、詩羽、ディーン・フジオカ、森山未來、&TEAM・HARUAが出席、MCは宮野真守が担当した。