――本作に出演が決まった時の心境を教えてください
曽野舜太(以下、曽野):とても嬉しかったです!原作の漫画を読んだ時に、相馬くんを演じられることが嬉しいなと思ったのと同時に、これだけキュンキュンさせることができるのかな、という不安もあったんですけど、全力で頑張るしかないなと思い、ワクワクしながら台本を覚えていました。
――曽野さんにとって、今回ドラマ初主演となりますが、周りの方から反応はありましたか?
曽野:色んな方がおめでとうと言ってくれて、改めて頑張ろうと思いました。皆がすごくお祝いしてくれて嬉しかったです。
――箭内さんはいかがですか?
箭内夢菜(以下、箭内):私もこのお話をいただいて、原作を読ませていただき、絶対に琴里ちゃんを私が演じたい!と強く思っていたので、率直に嬉しかったです。でもそれと同時に、この作品を作り上げていくにあたって、琴里ちゃんはすごく重要な人物なので、責任感というか、これから頑張っていかなきゃいけないなと、熱く燃えました(笑)


 

――台本を読んで、ご自身の役にどのような印象を持ちましたか?
曽野:相馬は低体温で周りに結構クールで塩対応だけど、琴里さんには真っ直ぐな愛を伝えるというこのギャップが大切だなと思って、そこを意識していました。
箭内:琴里ちゃんは皆に優しく、皆のお姉さんみたいに頼りになる女の子という部分があります。あとは、過去のトラウマが原因でコンプレックスを抱えているという女の子だったので、その気持ちの変化はメリハリをつけてきちんと演じないといけないなと思いました。琴里ちゃんは心の声を話すシーンも多いんですけど、それは大切に表情に出して演じました。
――相馬くんの“距離感バグ”なアプローチを受ける立場でもありますね
箭内:監督にもよく翻弄されている感じを足し気味でというアドバイスをいただいて、アワアワしていました。


 

――ご自身と演じる役で似ているところはありますか?
曽野:共通しているところは、結構人懐っこいところがあるのかなと思っています。(5人組アイドルグループ「M!LK」として)アーティスト活動をしているんですけど、メンバーにはすごく懐いていて、逆に一人でのお仕事の時は、クールな感じではあるのかなと思っています。
箭内:私は結構似ていて、まんま私なんじゃないかというぐらい一致する部分が多くて。琴里ちゃんは28歳の役で結構お姉さんなんですけど、弟がいて、私自身も実際に4人きょうだいで下に3人いる長女なので、その長女感は生かしながら演じていました。
――お二人は今回が初共演となりますが、お会いする前と撮影を経て印象は変わりましたか?
曽野:お会いする前は映像作品もそうですけど、バラエティに出ている印象があって、僕は『イッテQ』が大好きなので『イッテQ』のイメージがやっぱり強いです。僕の中では優しくて温かくて、でも面白い方で、あとは全力なイメージがありました。お会いしても基本はそのままで、より優しさのベクトルが高めの方でした。
箭内:曽野さんはアーティストさんというのは知っていたんですけど、普段はどんな感じの方か分からなかったので、YouTubeやSNSを見たりして、たくさん調べました。今回、本読みとかが無くて撮影初日が初めましてだったので、結構ドキドキしていましたが、すごく優しくて人当たりが良いというか、すごくコミュニケーションを取ってくれるし、明るくて、現場の雰囲気をほぐしてくれる癒しの存在だったので、救われました。
曽野:良かったです。嬉しい(笑)


 

――撮影現場も和やかに進んだのかと思います、撮影現場で思い出に残っていることはありますか?
曽野:思い出か……。
――すごく遠い昔みたいなトーンですが(笑)
曽野:もう遠い昔の記憶みたいになっちゃっているんですけど(笑)。横浜デートのシーンは楽しかったですね。ほぼ台詞は無くて、クロワッサンを食べたり、海沿いを散歩したりしました。
箭内:インサートみたいな感じでデートシーンを撮りました。言っちゃえばアドリブで、自分たちで楽しげにデートしている風景だよね。
曽野:楽しく見えるように頑張りました(笑)