(C) 2025映画『夏の砂の上』製作委員会

映画『美しい夏キリシマ』の脚本、映画『紙屋悦子の青春』の原作を手掛けた長崎出身の松田正隆による《読売文学賞 戯曲・シナリオ賞受賞》の傑作戯曲を、濱口竜介、三宅唱に次ぐ次世代の映画界を担う気鋭の演出家・玉田真也の監督・脚本で映画化した映画『夏の砂の上』。
本作は、息子を亡くした喪失感をきっかけに人生が止まってしまった主人公と、妹が置いていった17歳の姪との突然の共同生活からはじまる。愛を失った男、愛を見限った女、愛を知らない少女…それぞれの痛みと向き合いながら、彼らが夏の砂のように乾き切った心に、小さな希望の芽を見つけていく姿を描く、切なさと温かさが交錯する珠玉の物語となっている。
キャストには、主人公・小浦治を本作で共同プロデューサーも務めるオダギリジョー、治の姪・優子を髙石あかり、治の妻・小浦恵子を松たか子、優子の母で治の妹・阿佐子を満島ひかり、優子へ好意を寄せる・立山を高橋文哉、治が働いていた造船所の同僚・陣野をフォークシンガーの森山直太朗、同じく同僚・持田を光石研が演じており、豪華なキャスト陣が作品世界に彩りを添えている。

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このたび、場面写真6点が一挙解禁!解禁された写真は、息子を亡くした喪失感から新しい職に就く気にもなれず坂の多い街を漂う治と、同じ方向を向いて歩んでいけない夫に見切りをつけた妻・恵子が、やり切れない思いをぶつけるシーンなど6点。物語は、治の妹・阿佐子が、娘の優子を預かって欲しいと治を訪ねてくるところから始まる。母に連れられ、やってきた優子はどこか浮かない表情をしている。突然はじまった治と17歳の姪との共同生活。治の亡き息子が使うはずだった子供部屋で、望遠鏡を前に治と優子が会話する場面写真では、同居生活を送るうち、不器用な2人が少しずつ心を通わせていく様子が伺える。一方、高校へ行かず、アルバイトを始めた優子は、そこで働く先輩の立山と出会い親しくなっていく。どうにもならない心の乾き抱える登場人物たちの交流を静かに描き出す極上の人間ドラマに心震える場面写真となっている。