
1960年9月20日に開業した映画館「丸の内 TOEI」が、2025年7月27日に閉館となる。約65年という長い歴史のグランドフィナーレを彩る「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトとして、5月9日(金)から7月27日(日)まで傑作特集上映が行われている。
この度、1985年にテレビドラマ化されると人気番組となり続編制作でシリーズ化、立て続けに劇場版も制作されるなど一世を風靡した80年代「スケバン刑事」シリーズを一日でほぼイッキ見できてしまうプレミアムなイベント、その名も「スケバン刑事フェスティバルinさよなら 丸の内TOEI」の開催決定。さらに、このイベントにはTVシリーズ第一作目で主演を務めた斉藤由貴、TVシリーズ第二作目および劇場版の第一作目で主演を務めた南野陽子、シリーズ第三作目および劇場版の第二作目で主演を務めた浅香唯が三人揃って登壇する舞台挨拶もあり、ファンにとってはまさに夢のような一日になること間違いなし。
「スケバン刑事」は、「花とゆめ」(白泉社)にて1976年1号から1982年24号まで連載されていた和田慎二の漫画作品で、連載終了後の1985年に斉藤由貴主演・東映制作でテレビドラマ化されました。同年4月11日から10月31日まで毎週木曜19:30~20:00フジテレビ系で放送された番組は、斉藤の容姿と役柄とのギャップ、特撮ヒーローを思わせる作風など独特の雰囲気が次第に好評を得て、一躍人気番組となった。この人気を引き継ぎ、主演を南野陽子に替えた第二作「スケバン刑事Ⅱ 少女鉄仮面伝説」が1985年11月7日から1986年10月23日まで、さらに主演を浅香唯らに替えた第三作「スケバン刑事Ⅲ 少女忍法帖伝奇」が1986年10月30日から1987年10月29日まで同局にて放送され、それぞれ人気を博したが、その人気はテレビのみにとどまらず、「Ⅱ」の後日談的物語にあたる映画『スケバン刑事』が1987年2月14日に、「Ⅲ」の劇場版となる映画『スケバン刑事 風間三姉妹の逆襲』が1988年2月11日に公開されるなど、80年代後半の日本を代表する学園アクション作品としてその名を轟かせ、三代にわたり「麻宮サキ」を演じた1985年デビュー組の彼女らにとってはまさに出世作となった。
そんな歴代“麻宮サキ”を演じた三人が、“スケバン”関連の上映イベントで揃うのは今回が初となる。