
優子(髙石あかり)へ好意を寄せる・立山を演じる高橋は、本作のオファーについて「お話をいただいた時点でこの本の中に自分が立山として入った時に得れるものって計り知れないなと思えた」と快諾したそう、実際に演じてみて「立山の長崎っ子らしさは大事にしつつ、あとは映画の質感的にもすごく人間に寄り添っているのでそこは僕自身も役として寄り添いたいなって思いは1個置いてたのは覚えてます」と役作りを明かした。また、周りからは立山の役が意外だったと言われることが多いと話し「僕あんま感じてなくて、それをぜひ見て確認してもらえればなと思います」とアピールしていた。
さらに、イベントでは、本作の内容にちなみ『心に沁みた』エピソードでトークが展開された。
フリップで「高校の同級生」と回答した高橋は「僕自身が高校生の頃に同級生たちと仲良くなるためにやってた遊び、ダーツ、カラオケとかをお芝居でしたのが初めてにちかくて、そこにお酒も入ってて、そこに好意を寄せる女の子がいて、ちょっとそこがうまくいったりいかなかったりみたいのがすっごいもどかしかったんですけど、お芝居をしていく中で感情としてすごく心に染みた」と髙石とのシーンに言及し、「実際映画を見ても独特な空気感があって、その頃の楽しかった思い出を映画を見てもう1度自分自身も思い出すことができたなって思いましたね。自分の青春時代とリンクした」と感慨深そうに撮影を振り返っていた。
《読売文学賞 戯曲・シナリオ賞受賞》の松田正隆による傑作戯曲を、気鋭の演出家・玉田真也の監督・脚本で映画化。主人公・小浦治を本作で共同プロデューサーも務めるオダギリジョー、治の姪・優子を髙石あかり、治の妻・小浦恵子を松たか子、優子の母で治の妹・阿佐子を満島ひかり、優子へ好意を寄せる・立山を高橋文哉、治が働いていた造船所の同僚・陣野をフォークシンガーの森山直太朗、同じく同僚・持田を光石研が演じている。
この日の完成披露イベントには高橋のほか、共演のオダギリジョー、髙石あかり、松たか子、満島ひかり、森山直太朗、高橋文哉、監督の玉田真也も出席した。