
本作は、ベストセラー作家・中山七里先生による小説「能面検事」シリーズ。大阪地検きってのエース検察官である不破俊太郎は、表情ひとつ変えず、誰に対しても歯に衣着せぬ物言いで相手の本音や物事を本質で見抜く。ついた通り名は“能面検事”。巨大な権力にも忖度せず、ただただ冷静沈着に事件の真相を暴いていく骨太で痛快なリーガルミステリーだ。主人公の不破俊太郎を上川隆也、不破のもとで働く新人事務官・惣領美晴を吉谷彩子、大阪地検総務課事務官・前田拓海を大西流星、大阪地検総務課課長・仁科睦美を観月ありさ、大阪地検次席検事・榊宗春を寺脇康文が演じる。
本作で主人公・不破俊太郎を演じる上川、出演が決まったときの感想を聞かれ「お声がけいただいて原作に触れて能面検事ならではのダイナミズムにふれて心から演じてみたいとおもった役の中に没頭できる時間を満喫しています、ありがたいと心から思っています」と感謝を述べる、さらに現場の雰囲気について「『能面検事』という字面から受ける印象の硬さが微塵もない現場なんです。ほんとに笑いの絶えない現場」と明かし、「寺脇さんを筆頭に何かしらの話題を常に現場にもたらしてくださってそれに対してわちゃわちゃと皆で絡み合っているような。いい大人がふざけあって真面目なものを作っている現場」とチームワークの良さを語った。
この日の会見は7月7日の七夕当日に開催されたということで、ドラマのみどころを書いた短冊を披露することに。
『初心忘るべからず』と書かれた短冊を披露した上川は「僕自身が映像のお仕事をさせていただくようになるにあたって父が机の上にメモとしてすって置いておいてくれた言葉」と説明しつつ「それをなんかこの作品では思い出させられるというか。これまでにないものに臨むのだからこそこの言葉をどこかで携えていたいと思っているのと同時にこの言葉はどこかで不破という男の中にもあるのではないかと思ったりもするんです。彼がなぜ能面になったかというエピソードも後々明かされていくんですが、そこにも関連付けられるような言葉だと思って不破でもあり僕の中にでもある言葉として書かせていただきました」と語っていた。
この日の会見には上川のほか、吉谷彩子、大西流星、観月ありさ、寺脇康文も出席した。