© 幸田もも子/集英社・映画「君がトクベツ」製作委員会

原作は「ヒロイン失格」「センセイ君主」「あたしの!」(全て集英社マーガレットコミックス刊)など、数々の大ヒット漫画を生み出し、多くの女性読者に共感と親近感、切なさと感動、癒しと勇気を与え続けている幸田もも子の最新作。(25年1月完結)
過去のトラウマからイケメン嫌いになった黒髪メガネの陰キャ女子、若梅さほ子(畑芽育)がある日偶然出会ったのは、誰もが知る国民的アイドルグループ「LiKE LEGEND」(ライクレジェンド)のリーダー桐ヶ谷皇太(大橋和也)だった。まさかの出会いと恋愛模様、皇太所属の「LiKE LEGEND」のメンバーも登場し…誰もが何度も憧れる胸キュンシチュエーションで全女子の心を掴んできた大人気恋愛漫画が待望の実写映画化。

この度、主演の畑芽育が参加したトクベツ応援上映会を実施。畑は映画本編もお客様と一緒に鑑賞し、応援上映に参加。歓声・拍手・声だしOKの場内でここだけの撮影秘話や裏話が飛び出した。

© 幸田もも子/集英社・映画「君がトクベツ」製作委員会

<イベントレポート>
この日のチケットは発売と同時に即日完売。映画上映前、満席の観客の前に立った畑は、会場を見渡し「すごい、会場が埋まってる! ありがとうございます」と感激の表情を見せると、集まった観客に向かって「この上映会が続くかどうかは皆さんの応援次第なので、たくさん盛り上げていただければ。今日、わたしは友だちと映画を観に来た気分でいるので、皆さんも家にいるような感じで声をたくさん出してください」とリクエスト。ちなみに会場にはすでに複数回以上鑑賞したというリピーターも多かったが、中にははじめて本作を鑑賞するのが応援上映だ、という観客の姿もあった。
もともと畑は、今年4月に行われた関係者向けの初号試写の時点で応援上映のリクエストを出していたのだとか。「実は前に出演した作品が少女マンガ原作の作品で。そこで応援上映をさせていただいたことがあるんですけど、それがすごく楽しかったし、皆さん盛り上がっていただけたので。特に『君がトクベツ』は応援上映にピッタリな作品だと思ったので、ぜひやらせてください、とお願いしました」。

© 幸田もも子/集英社・映画「君がトクベツ」製作委員会

そしてその後はいよいよ映画の上映がスタート! ポップコーンとドリンクが用意された最前列のシートに座った畑は、マイクを手に「本当に楽しみだね。一緒に映画を観よう!」とワクワクが止まらない様子。映画のオープニングでLiKE LEGEND が繰り広げるライブシーンが映し出されると「皇太! 叶翔! 晴! 優生! 一生!」とひとりひとりのメンバーの名前を呼び続け、拍手とともに「ライクレ!」コールで早くも大盛り上がり。会場全体が早くも一体感に包まれる中、ところどころで「みんな時間がない中でダンス練習をがんばっていたんですよ」といった具合に、撮影の裏話を披露するなど、映画のヒロインと一緒に映画を鑑賞するという貴重な機会に、会場の観客もすっかり魅了されている様子だった。
映画冒頭、さほ子(畑)がイケメンを嫌悪するようになったトラウマエピソードが登場すると、その過去のトラウマのきっかけをつくり出したイケメン高校生に向かって会場中が「サイテー!」の大合唱。その後、実家の定食屋の手伝いをしていたさほ子が、たまたまテレビに映っていた皇太(大橋和也)の出演番組を観ていた時に、その定食屋に本物の皇太が来店。スクリーンいっぱいにアイドルのキラキラオーラが映し出されると、畑を含めた会場全体から「わ……!」とため息交じりの声が。
そんな中、ライクレファンの友人のために、サインをお願いしたさほ子のことをライクレファンだと勘違いしてしまった皇太。ファンサービスの一環で「これからも応援よろしくね。愛してるよ」と言いながらさほ子のおでこにチュッとしたシーンでは、会場中のあちこちからキャーッという声が響きわたり、畑も「駄目だよ、そんなことしちゃ!」とスクリーンにツッコミを入れ、会場中が一気に一体となった。
そしてその後も、距離を近づけてくる皇太や叶翔たちに、さほ子がドキドキさせられるたびに「距離が近い!」。そしてさほ子の過去のトラウマをつくり出したイケメンとの最悪な再会には怒りの拳を握りしめ、そんなさほ子のピンチを助けた皇太とさほ子たちに向かっては「逃げて!」と呼びかける。さらにテレビ局にお弁当の配達に行くことになったさほ子が、藤田ニコルら芸能人たちと遭遇するシーンも大盛り上がり。浜辺美波とは偶然エレベーターが一緒になり、さほ子が喜びをかみ殺すような表情を見せていたが、そんなさほ子に向かって畑が「おい、わたし。そんな表情をするのはやめなさい」と自らツッコんでみせて会場は大笑いとなった。
そして物語がクライマックスに向けて最高潮の盛り上がりを見せると、ライクレメンバーを鼓舞するように「がんばれ!」と会場の応援もヒートアップ。そして映画が大団円を迎え、最後にライクレの楽曲「YOU ARE SPECiAL」が流れると、畑たちもメンバーコールを織り交ぜながら最後の応援。終始、興奮冷めやらぬ様子の会場内だった。

© 幸田もも子/集英社・映画「君がトクベツ」製作委員会

映画上映後、会場が拍手に包まれる中、「ああ、終わっちゃった!」と残念そうなコメントを発した畑だったが、それでも表情は「ああ、楽しかった!」と満足げ。会場に向けて「どうでした?」と尋ねると、会場のあちこちから「最高!」の声が飛び交い、「うれしい!」と笑顔。「もう一回やろう!」というファンの声にも「もう一回やりたい!」と深くうなづいた。
そしてあらためて「皆さんの生のリアクションを聞ける機会ってなかなかないですからね。それを肌で感じながらやることができたんで……うれしいな」としみじみ。今後、あらためて応援上映への参加の可能性を問われると、「やらせてください! 今度はひとりでしゃべってるんじゃなくて、誰かと一緒にできたら……。(七瀬えみか役の矢吹)奈子ちゃんとやりたいかも!お願いします」とラブコールを送るひと幕もあった。
最後にあらためて「本当に楽しかった」と語る畑は、「今日、わたしはこの中で一番楽しんだ自信があります!まだまだ上映は続くので、引き続きたくさんの方に観に行っていただけたら」と語ると、「ちなみに今日の衣装は、さほ子を意識してボーダーにしたんです。靴下もこんなに青いんですよ」と衣装を披露。会場からの「かわいい!」の大合唱に思わず笑ってしまった畑は「みんなやさしい!ありがとうございました」と笑顔を見せた。
そんな盛り上がりの応援上映もいよいよ終了時間に。最後に畑が「七夕の日に皆さんに会えてうれしかったです。ありがとうございました。またね!」というと、名残惜しそうに手を振りながら会場を後にした。

© 幸田もも子/集英社・映画「君がトクベツ」製作委員会