この日のティーチインイベントでは、Xで募集した質問を登壇者が回答することに。質問ボックスから引いた「この作品のロケ地巡りを考えているのですが、おすすめスポットはありますか?」という質問をオダギリが読むと、髙石が良い声で「ありがとうございます」と礼儀正しく感謝、するとオダギリは「なんですかそのかけあいみたいな(笑)」と吹き出すと、髙石は「ラジオみたいな(笑)」とにっこり。

和やかなムードの中、あらためてオススメスポットについてオダギリは「治の家が稲佐山の方でそこのてっぺんに展望台があってそこからの長崎の夜景が綺麗だった、リアルなやつ出しちゃいました」と照れながら話すと、玉田監督は「世界3大夜景みたいな」と付け加えると、オダギリは「いろんなとこが世界3大って言ってますけどね」とつぶやき会場の笑いを誘った。
高石は「治の家」そのものに言及し、「必死に探していただくということも楽しいかもしれないですね」とファン目線でオススメの楽しみ方を話すと、オダギリが「ちなみにあの家売ってるらしいですよ」とぽつり。髙石が「買う?みたいな話してた記憶あります」と掘り下げると、オダギリが「いくらでしたっけ?」と食いつき土地込みの値段かどうかまで話が及ぶと、高石は「なんの話(笑)ちょっといいなと思ってるじゃないですか」とオダギリにツッコみ見事に場を納めていた。

《読売文学賞 戯曲・シナリオ賞受賞》の松田正隆による傑作戯曲を、気鋭の演出家・玉田真也の監督・脚本で映画化。主人公・小浦治をオダギリジョー、治の姪・優子を髙石あかり、治の妻・小浦恵子を松たか子、優子の母で治の妹・阿佐子を満島ひかり、優子へ好意を寄せる・立山を高橋文哉、治が働いていた造船所の同僚・陣野をフォークシンガーの森山直太朗、同じく同僚・持田を光石研が演じている。