この度テレ東では、ドラマ『笑ゥせぇるすまん』を、2025年7月18日(金)より全12話を3週にわけてPrime Videoで独占配信。原作は伝説的漫画家の一人である藤子不二雄Aによる不朽の名作「笑ゥせぇるすまん」。黒いスーツで全身を包んだ謎のセールスマン・喪黒福造(もぐろふくぞう)が悩める現代人の“ココロのスキマ”を埋めていくというオムニバス形式の物語。喪黒福造とダークで大人メルヘンな世界観はそのままに、脚本は原作を現在にアップデートした話、完全オリジナルの話の多種多様な全12話。いま、日本一面白い脚本家陣が集結し、「笑ゥせぇるすまん」ファンの方から、まだ喪黒福造を知らない方々まで誰もがドキッとクスッと楽しめるような、現代にマッチした物語を描く。

そしてこの度、“オーッホッホッホッホッ”という笑い声と黒ずくめのスーツが特徴の謎のセールスマン・喪黒福造を驚異の再現度で演じるロバート・秋山竜次が登壇する配信記念イベントを実施。

劇中衣装で登場した秋山は、集まった報道陣に名刺を配り、「秋山喪黒で喋りますからね」と、終始口調も喪黒福造のままイベントがスタート。
出演が決まった心境を「正直よくわかりませんでした。皆が知っているアニメの実写をやる、正直驚きで、恐怖までありました。これは公式の情報なのか?藤子さんサイドが言っているやつなのか?と心配に思いました。でも、どうやらお話を聞くとマジなようなので、これはすげえことだなと、大騒ぎでございましたね」と語る。
続けて、「とは喧騒しつつも、私のフォルムや顔、目つきは、今ままで何年間も『喪黒じゃん?』って言われたことがあったんですね。となると、いよいよ回ってきたか?と。人生マックスの体重、人生マックスの眼力、色黒さ、怪しさ、全ての条件が揃った時にしかやってこないと思いましたので、いよいよ本体が動き出したなと思いました」と満を辞しての抜擢だったと、自覚していたよう。

ドラマ化が決まった際、喪黒福造役は伏せられていたが、秋山自身は「私からしたら早く発表してほしかったです」と話し、「全然私じゃない情報が飛び交っていまして。バナナマンの日村(勇紀)さん、塚地(武雅)さん、色んな私と同じ体型の人があがっていましたね。中には石破(茂)総理とおっしゃっている方、そんなわけないだろう、総理大臣が2ヶ月、3ヶ月ドラマに割くわけないだろうと様子を見ておりました。私なのに、と思いながら見ていました」と、予想を確認していたとのこと。また、「各業界で秋山さんですよね?って詰め寄ってくる方が増えました。すっとぼけた感じで何週間か過ごしました。結構きつかったです」と苦労を明かしながら、「ビジュアルが解禁されたと同時に嬉しかったですね。『ピッタリじゃねえか』『そのままじゃないか』という声をいただき、正直、帽子被ってるだけなんです。クリエイターズ・ファイルで色んなことやってきましたけど、これに関してはこういう形の帽子被ってるだけなんです。本当に喪黒なんだなって思いましたよね」と、改めて喪黒に似ていると再認識した様子。

役を演じる際にこだわったのは「声と眼力」とし、「この口調に寄せるよう、日常生活からしていました。でも、2、3ヶ月やっていると染みつきすぎて、他のロケでも引きずったりすることもありました。でもそこまで徹底してやっていました。口調は初代・大平(透)さんというレジェンドの声が意識しました」と、役作りに気合が入っていた。
さらに、「喪黒ってアニメでは一度も口を閉じていないんですね。そんなの実写で成功します?最初に監督にちょっと相談して、『口開ける方向でいきましょう!』って決めたので、全部これで行ったんです。途中から俳優さんと真剣なお芝居の時とかもこの顔なので、ものすごい空気が流れていました。全編口開けドラマです」と、細部へのこだわりも。

印象に残っているキャラクターについては「一番ぶっ飛んでいたのは夢グループの社長(石田社長)ですかね。あいつ、やばいです。何も覚えてないんです。台詞だけじゃなく、現場に来られても中身も把握していないし、皆どうするよ?って。ハイパー天然の方なので、その場で説明するんですね。普通の収録時間の3倍かかっています。あれは最強でした。歩きながらお芝居するシーンがあって、それを両立できなくて何回もやってました。放送事故じゃないかなって思うぐらい」と5話の仕上がりがどうなっているのか、かなり気になるところだった。「あとは皆さん本当に素晴らしい方ばかりで、皆さんの演技があったからこそ、私の口を開けたままのお芝居が成立したかなと思っています」と感謝を伝えていた。

また喪黒が現代人の“ココロのスキマ”を埋めていくことにちなみ、一般の方からSNSを通じて募った悩みに、秋山喪黒が答える企画も。
「趣味ややりたいことが多すぎて、本当に自分がやりたいことを見失いがちです。どうしたらいいですか?」という真剣な内容に「私にすることですか?見失う経験もしないまま、その心配をしている場合じゃないですよ。ここに相談してる暇があったら、見失いそうなぐらい何かをやりなさい!」と真摯に答えながら「何ちゃんとした相談させてるんですか!」とツッコミ。

次に「もっと漢字が読めるように語彙力が欲しいです。英語力も欲しいです」という願望にも「知らねえよ!なんでこっちにくるんだよ!」とツッコミながら、「漢字なんて使わなくても生きられますよ!英語は簡単な単語を何個か覚えたらいいですよ!好きな響きの良い単語を1つ覚えなさい!」と秋山節で答えていた。

最後に、「喪黒福造をやるというのは、限られた体型、限られた眼力、限られた口元、歯、限られた恰幅がないとクリアできないので、まずその審査が受かったのは誇りです。もうずっと喪黒福造って言えますから。海外に行くときも入国しやすくなるんじゃないでしょうか。これは自信ですね。喪黒福造をやれたという何よりの誇りです。ぜひ、知らない方も見やすい配信となっていますので、ぜひ見ていただければ」とメッセージを送った。

イベントの会場となった、横浜・みなとみらい、ランドマークプラザ5階にあるコラボカフェ「Cafe Fan Base(カフェ ファンベース)」にて、2025年7月18日(金)〜7月30日(水)の期間限定で、ドラマ「笑ゥせぇるすまん」をテーマにした「笑ゥせぇるすまんカフェ 〜♡オナカのスキマ・・・お埋めします〜」を開催。
ロバート・秋山竜次が演じる喪黒福造をテーマにした怪しげかつポップな限定フード&ドリンクが登場。さらに、カフェ入場特典として「喪黒福造お面」を、注文特典として「ランチョンマット」、「トレーディングカード」をプレゼントします。カフェ店内では、等身大の喪黒福造と写真が撮れるフォトスポットや、ドラマ撮影で使用した小道具も展示予定。
また番組オリジナルグッズの発売も決定。インパクト大の喪黒福造アクリルスタンドや、その名の通り”フェイス”満載のフェイスタ
オル、喪黒福造を可愛くイラストにしたアクリルチャームなど、「笑ゥせぇるすまん」の魅力が詰まったグッズラインナップとなっている。