本イベントは、公式HP、SNSにて公開された“謎の資料”をもとに、集合場所となる“東京のある場所”を導き出せた方の中から、抽選で選ばれた者のみが体験できるミステリー・バスツアーイベントで“東京のある場所”に集められた参加者たちは、目隠しをした状態でバスに乗り、“東京のある場所”へ向かう企画。道中では、謎の車内アナウンスで不可思議な場所に迷い込み、行方不明の少女の登場や、劇中で登場する謎の呼びかけ「おーい・・・」響くなど、まるで“近畿地方のある場所”へと入り込んだかのような“場所ミステリー”を体験。ツアーの終着点となるのはとある劇場。客席で目隠しを外したその先には、主演の瀬野千紘役を演じた菅野美穂と、小沢悠生役の赤楚衛二の2人が待ち構えているという前代未聞の演出で開催された。

劇場後方より登場した菅野と赤楚は目隠しをして待つ客席の中へと忍び込み、目隠しをした来場者に囲まれながら“こっそり”フォトセッションが行われた。終了後、MCから「目隠しを外してください!」と合図された来場者は客席に2人がいることに気がつくと大歓声が沸き起こった。
ミステリー・バスツアーを事前に体験した菅野、感想を聞かれると「怖すぎワロタ」とぶっちゃけ会場は爆笑。バスツアーの内容について「何が起こるかわからないのでずっと構えてる。匂いの演出だったりとか怖い場所の説明だったりとかノイズで大事なところが聞けなかったりとか本当にスペシャルで、映画の世界観をすごく膨らませてくれるイベントだったと思います」と楽しそうに振り返った。

また本イベントは近畿でのプレミアに次いで二度目、イベントが開催される場所を見つけ出さないと参加できないという内容だったが前回の謎解きは難しすぎたため今回は難易度が下げられたそう。菅野も挑戦したことを明かすが「ヒントを出していただいたんですけど、もう全然」とお手上げだった様子。だが、MCから謎解きが得意か聞かれると「謎解きは好き!」と話し、先日家族と名探偵コナンの映画を観に行ったことを明かすと「犯人だろうなと思ってる人はやっぱり当てられませんでした。長く続く作品ってやっぱブレーンがいいんでしょうね」と笑わせつつ、「子供と一緒に見に行って、ヒソヒソ声で『この人怪しいね』みたいな言ったりとか、でも子供も外れてました。家族みんな謎解き向いてない(笑)」と笑顔をみせていた。
本作は、発行部数70万部を突破し、いま日本全国で話題沸騰中の小説「近畿地方のある場所について」(著者・背筋/KADOKAWA)の実写映画化。これまでのキャリアの中でも異色の役どころに挑戦となる、菅野美穂と赤楚衛二をW主演に迎え、『ノロイ』『貞子VS伽椰子』『サユリ』の鬼才・白石晃士が監督を務める。さらに原作者・背筋も自ら脚本協力として参加している。