本作では、映画『ちはやふる』シリーズの10年後を舞台に、青春敗者の主人公・藍沢めぐる(當真あみ)が、新たに梅園高校競技かるた部の顧問になった非常勤講師・大江奏(上白石萌音)との出会いで変わり始める様子が描かれる。

<以下、第4話のネタバレを含みます>

梅園高校と強豪・北央学園との合同合宿が始まった。
序盤からハードなトレーニングについていけないめぐるは北央が声を掛け合う理由がさっぱり分からない。「なんであんなに声を出すのかな…」。しかし、北央のエースで部長の奥山翔(大西利空)が、実は梅園かるた部の奥山春馬(高村佳偉人)の双子の弟であることを知ってしまう。
中学1年でA級(競技かるたの実力を示すランク)に昇格し将来の名人と目される翔に対し、春馬はC級で試合になると原因不明のめまいに襲われてしまう。翔はそんな兄を恥じて春馬のことを北央メンバーには話していなかった。

春馬は梅園かるた部員たちの励ましで試合形式の練習に参加するも、目の前の翔にバンバン札を取られ、思わず目をつぶる……と、「春まんファイトッ!」。めぐるが初めて声を出した。梅園メンバーたちも次々に声を掛け春馬を励ます。春馬は倒れながらも翔から札をゲットした。めぐるはハッと気付く、「掛け声って、出すんじゃなくて、出ちゃうのか」。
梅園は北央に完敗したものの、1試合を戦い切った春馬をみんなで称える。その光景を見た翔は、北央生の前で「ウソついてすまん…あいつ、俺の兄貴でした」。春馬はうれしくなって、思わず笑顔になり…。そんな生徒たちの姿に勇気をもらった奏も一念発起。もう一度、専任読手を目指すことを決意した。
事件は最終日の朝に起こった。合宿所にめぐるの母の塔子(内田有紀)と父・進(要潤)がいきなり現れたのだ。めぐるは合宿中も「塾の合宿」とウソをついてきていたことに心を痛めていたが、塔子はめぐるの頬をたたき、目に涙をにじませた。

8月6日(水)よる10時から放送される第5話では、めぐる・塔子・進の「藍沢家の物語」が描かれる。

【第5話あらすじ】
「塾の合宿に行く」と家族にウソをついてかるた部の合宿に参加していためぐる(當真あみ)は、合宿所に現れた母・塔子(内田有紀)に平手打ちされ、家に連れ戻されてしまう。かるたはもう続けられない…めぐるは次の武蔵野大会を最後に退部を決断。1試合でも多くみんなとかるたをするために優勝を目指すが、1回戦から難敵が立ちはだかり…。
終わりたくない、終わらせたくない…!弱小かるた部、初の公式戦へ!思いよ届け!!