本作は、これまで数々の名作を世に送り出してきたSTUDIO4°Cの最新作。オリジナルアニメーションとなる本作では、絵を1枚1枚描く手書きアニメーションにこだわり、圧倒的な作画量と美しい背景美術で、瑞々しくもかわいく人間と人魚の恋模様を描く。W主演として主人公・ステファン役を鈴鹿央士、ヒロイン・チャオ役を山田杏奈が演じる。
映画の世界観を模したバルーンで彩られたステージに登場した鈴鹿は「公開初日に足を運んでいただいて本当にありがとうございます。今日ここ入ってきた時外めっちゃ暑かったけどこの会場は涼しくて、見終わって爽やかな気持ちになっていただけたのかな」と観終えたばかりの観客を見渡し笑顔をみせた。

本作での注目して欲しいシーンを聞かれた鈴鹿は「チャオとステファンのデートシーン」を挙げると、そこで飛行艇から音楽が流れてることに言及。鈴鹿は「歌を自分で歌ってて、僕は今まで人生の中で歌を歌うってことを避けてきた人生で、母親から『歌うな』って言われて育ってきて、歌わないように生きてきたんですけど、『歌うよ』ってマネージャーさんに言われた」と衝撃のエピソードを告白。映画の中では40秒程度しか使わないと聞かされていたそうだが「当日、収録行って40秒録って『よし終わった!』と思ったら『すいません、フルお願いします』って言われて、これが芸能界かと思った」と明かし会場は爆笑。続けて「全く練習していない2番、3番歌わされて、皆さん『良い感じです、良い感じです』って言っていただけたんですけど、自分的には『お母さん助けて~』ってやってたあの歌がですね、映画だと40秒なんですけどサントラの方にはフルで載ってるので気が向いたら聞いてみてください」と呼びかけた。
そんな鈴鹿の歌についてシシドは「歌うなって言われてるなんて思わないくらい素晴らしかったですよ」とべた褒めに、鈴鹿は「また汗かいちゃう」とたじたじな様子をみせていた。
この日の舞台挨拶には鈴鹿のほか、山田杏奈、シシド・カフカ、梅原裕一郎、太田駿静(OCTPATH)、監督の青木康浩も出席した。