第113作目となる本作は、松江の没落士族の娘・小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルにとしたオリジナル作品。
西洋化で急速に時代が移り変わっていく明治日本の中で埋もれていった人々を描く、「怪談」を愛し、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の物語だ。
脚本は、映画「子供はわかってあげない」やドラマ「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」などのふじきみつ彦さんが務めている。

今回倉沢は、織物工場で働く女工でヒロイン・松野トキの仲良しの同僚である、チヨを演じる。チヨは、気立ての良いしっかり者で真っ直ぐな明るい女の子ですが、それゆえに思ったことを正直に言ってしまうことも。
武家社会の変化に翻弄されながらも仲良く縁談の話をしたり、一緒に神社へお参りに行ったり、楽しく懸命に生きている姿が印象的な役を務める。

<コメント>
チヨ役を演じさせていただきます、倉沢杏菜と申します。憧れだった朝ドラの現場は毎日ワクワクして、本当に夢のような日々でした。私が演じるチヨは、おトキ、おせんと共に織物工場で働いています。一日の中に楽しみがあったり、時には疲れたり。武家社会の変化に翻弄されながらも、等身大の3人が元気いっぱい過ごしている姿に、私自身も勇気をもらい、前向きな気持ちになりました。見てくださる方々の朝に少しでも笑顔をお届けできたら嬉しいです。よろしくお願いします!