©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

tanakadaisukeのビーズをあしらった純白のドレスに身を包んだ柴咲が姿を現すと、会場からは大きな拍手と歓声が。華やかにレッドカーペットを歩く柴咲に多くのフラッシュが向けられ、本作への期待の高さが感じられる一幕となった。
オープニングセレモニーの終了直後、釜山国際映画祭に参加した感想を聞かれた柴咲は、「私にとっては初めての釜山国際映画祭への参加でした。レッドカーペットも歩かせていただいて、すごく華やかで活気もあって、たくさんのお客様に見つめられてちょっと恥ずかしかったです(笑)。」と、照れながらも笑顔でコメント。
さらに、初の海外映画祭参加について、「過去に日本の映画祭は参加させていただいたこともあったのですが、海外の映画祭は初めてで。やはりその国ならではの空気感があって、韓国の映像作品やエンターテインメントに対する情熱を感じられたなと思います。」と語った。

©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

本作が海外で初上映されることについては、「私は日本で生まれ育ったので、自分が演じた理子の“内に秘めてしまう性格”はすごく自分にも近い部分があるなと思うのですが、海外の方の家族の在り方やコミュニケーションの取り方はまた日本とは違うと思うので、海外の方々にこの作品がどういう風に届くのかなというのは興味があります。」と話し、さらに、「国を越えても、<家族>というのはみんなが持っているものだと思いますし、脈々と続いて今の私たちが存在していることを考えると、家族への思いというのは、(海外でも)共通するものがあるんじゃないかと思います。」と、<家族>をテーマにした本作ならではのコメントを寄せた。

©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

最後に、釜山滞在で楽しみにしていることを聞かれた柴咲は、「本当に残念なのですが、すぐ帰らないと行けなくて…」と、残念そうな表情を浮かべつつ、「釜山に来て、映画館や設備が発展して整っているなという印象を受けたので、次また訪れる機会があった時には、街を散策したいです。」と、次回への期待をにじませた。
11月28日(金)の日本公開に先駆け、釜山にて初の海外上映となる本作。現地では、9月18日(木)と23日(火)に公式上映が予定されている。

©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

本作は、宮沢りえ主演『湯を沸かすほどの熱い愛』で日本アカデミー賞・報知映画賞など多くの映画賞を席捲、二宮和也主演『浅田家!』では、国内の大ヒットのみならずフランスでも大ヒットを記録した中野量太監督が5年ぶりにメガホンを執り、脚本・監督を務めた最新作は、作家・村井理子氏が実際に体験した数日間をまとめたノンフィクションエッセイ「兄の終い」をもとに映画化。絶縁状態にあった実の兄の突然の訃報から始まる家族のてんてこまいな4日間の物語を、11月28日(金)にカルチュア・パブリッシャーズ配給にて公開となる。

マイペースで自分勝手な兄に幼いころから振り回されてきた主人公の理子を演じるのは、01年公開の映画『GO』で、第25回日本アカデミー賞新人俳優賞、最優秀助演女優賞をW受賞、第44回ブルーリボン賞新人賞を受賞し、以降話題作に出演し続け、今年は『でっちあげ』(6月公開)の公開も控える柴咲コウ。また、家族を振り回す原因となる、映画史上稀にみるダメな兄ちゃんを演じるのは、『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』で脚本・監督・編集・出演を務めるなど、俳優以外の活躍もめざましいオダギリジョー。兄と一時は夫婦でありながらも、ある理由で離婚した元嫁・加奈子には、主演を務め興行収入51億円を突破した『ラストマイル』で第48回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞した、満島ひかり。
さらに、兄と加奈子の娘で両親離婚後は母と暮らす満里奈にはnicola専属モデルでドラマ「介護スナックベルサイユ」に出演の青山姫乃、二人のもう一人の子供で最後まで兄と暮らした息子・良一には、ドラマ「3000万」の味元耀大が演じる。