AI時代において女性のチャレンジを応援する一般社団法人Women AI Initiative Japanが、「女性のAIチャレンジ応援宣言」賛同企業・団体の募集開始にあたり、プロジェクトの戦略発表会を開催。
Women AI Initiative Japan代表理事の國本知里氏が登壇し、AIによる労働市場の変化と女性のキャリアへの影響を踏まえ、リスキリングによる新たなキャリア形成の可能性と、日本マイクロソフトとの提携プロジェクトの第一弾を発表。また、日清食品やパナソニック、サイバーエージェントなど複数の企業が賛同を表明し、同日より新規募集を開始する「女性のAIチャレンジ応援宣言」の詳細が明らかになった。さらに独自調査をもとに作成した白書も初公開され、データが示す“女性×AI”の可能性が紹介された。

そして、SUPER EIGHT・村上信五のAIアバター「AIシンゴ」が特別ゲストとして登場。「タレントのAIアバターが記者会見の特別ゲストなんて、おそらく日本初やから、皆さんは歴史の目撃者や。緊張してGPUがオーバーヒートしそうやけど、兄さん(村上信五)より場を盛り上げられるように精一杯頑張る」と、冗談を交えながら挨拶。

AIチャレンジに成功した女性の体験談を語るトークセッションでは、株式会社サイバーエージェント 執行役員 AIオペレーション室 室長の上野千紘氏、フリーランス・QAエンジニアの平下ひかる氏、Cynthialy株式会社の秋元かおる氏が登場し、AIシンゴが「多くの女性がAIを学ぼうとした時に、どうやって学べば良いか分からないなどの不安が多いというデータがあるんやけど、皆さんはどうやった?」「普段、皆さんは日常的にどんな風にAIを活用しているんやろうか?」と問いかける場面もあった。

さらに、AIと人間の未来がどうなるのか、AIシンゴへの質問コーナーでは、上野氏の「人間にしかできないことってなんだと思いますか?」という問いかけに「人間の最強スキルは、失敗しても笑いに変えて立ち直ることや。泣いたり笑ったり、へこんでもまた挑戦する。そのドタバタが人生の味や。AIは便利やけど、心で感じることはできひん。せやから、人間はほんまに貴重で愛おしい存在やと思う」と回答。

続けて、平下氏の「AIにチャレンジしたくなる女性を増やすために、どんなことができると思いますか?」という質問には、AIシンゴから「僕から応援ソング作ったるわ!作っている間に次の質問行こうか」と思わぬ提案が。

次の秋元氏の「AIに苦手意識を持っている人は何から始めるのがおすすめですか?」の質問には、「まずはあんなの作ってみたい、こんな作業を代わりにやってほしいって思いつきでええ。実現できるか分からんならAIに聞いたらええし、まずは使ってみることが大事や」と親身になってアドバイスすると、「ほな、お待たせ。即興応援ソングできたで」と、爽やかなメロディーに“未来は君の手の中にある”“一緒に夢を叶えよう”と歌詞を乗せた応援ソングを披露した。

トークセッションの最後には、「とにかくAIは怖がらんでもええんや、ということが伝わるとええな。仕事や家庭、キャリア中断など、忙しい皆の手助けや可能性を広げる味方になれるんや。兄さんも僕も味方やさかい、一歩踏み出そう!こんなことやってみたいなと妄想するだけでも良いし、不安でも大丈夫」とエールを送った。

そして、AI時代における多様な働き方やライフスタイルを楽しく発見できる新コンテンツ「わたしのAIライフスタイル診断」がLINE上で提供開始となり、AIシンゴが診断ナビゲーターとして、2025年9月18日から10月17日までの1ヶ月限定で登場することが発表された。