
緊張した面持ちで登場した髙橋は「撮影自体が2年前ぐらいだったんです、久しぶりに東京でこうやってお会いするとなんかやっぱこの面々を目の当たりにすると身が引き締まりますね」と恐縮しつつも「本番前に監督からちゃんとボケてねって言われたんですけど、ちょっとボケれる空気作れるかっていう不安はありますけど英泉らしく楽しみたいなと思います」と挨拶。
この日のイベントでは本作に関連し葛飾北斎がつねに高みを目指していた人物ということにかけて、自分がまだまだ“極めたいこと”を発表することに。
髙橋は「長生きしたいなと思ってて」と前置きしつつ「毎日やってる日課ではあるんですけどお風呂の湯船に浸かるとき潜水してる」と告白。「危なくない程度にやらしてもらってて、最高記録が2分ぐらいいけるようになって記録をどんどん伸ばして肺活量というか体の内側をどんどん鍛えていって老後に強くなりたい」と興奮気味に力説すると、MCから「どこ目指してるんすか」とツッコみ。髙橋は「北斎って時代に対して長生きされたんですよ。当時40歳ぐらいだったとところ90歳まで。自分もやりたいことがすごいたくさんあるので死ねないというか、とにかく長生きして長生きしてその時間で楽しいこといっぱいやりたいと思うので肺活量鍛えたい」と極めたいことを熱弁していた。
本作の主人公は、破天荒な絵師・葛飾北斎と彼の娘であり弟子でもあった葛飾応為。「父をも凌ぐ」と言われた画才を持ち、北斎の右腕として、そして数少ない女性の絵師として男社会を駆け抜けていく。
長澤まさみが『MOTHER マザー』(’20)以来となる大森監督との再タッグで初の時代劇に主演、ヒロイン・葛飾応為を熱演。応為の父・北斎を永瀬正敏、応為の友人で北斎の門下生・善次郎(渓斎英泉)をKing & Princeの髙橋海人、北斎の弟子の絵師・初五郎(魚屋北渓)を大谷亮平が演じている。
イベントには髙橋のほか、長澤まさみ、永瀬正敏、大谷亮平、監督の大森立嗣が出席した。