
本作の原案「男神」は、2020年、「日本(美濃・飛騨等)から世界へ!映像企画」にて入選し、YouTube超人気サイト「怖い話怪談朗読」にて朗読され、「今までで一番怖い話」と一躍注目を浴びた話題作。視聴者からの映像化への熱い期待を受け、オリジナルストーリーで撮影地となる日進市の協力により、映画化が実現した。
全国各地で母と子の失踪事件が相次ぐなか、ある日、新興住宅地の建設現場に正体不明の深い「穴」が発生する。時を同じくして、そこで働く和田(遠藤雄弥)の息子も忽然と姿を消してしまう。その「穴」の先は不思議な森に繋がり、そこでは巫女たちが「男神」を鎮めるため異様な儀式を行っていた。息子がそこに迷い込んだ事を知った和田は、その穴に入っていくが・・・。
「決して入ってはいけない」と語り継がれる穴に、禁忌を破り息子を助けにいったことにより起こる得体のしれない恐怖体験。日本の伝統美に潜む狂気と、家族の恐怖を描く【古代縄文ミステリー】にして【ファンタジーホラー】が、ついに完成した。
この度、本編冒頭の6分映像がついに解禁。
映像は、“むかしむかし、大和朝廷の蝦夷征討時に封印された、縄文から続く荒ぶる神がいた”という伝承から始まる。その神の名は残っておらず、根の国で儀式を執り行う巫女たちが男子を生贄に差し出すことから、その存在を「男神」と呼ぶようになった。やがて映し出されるのは、燃えさかる木々や滝が広がる異界“根の国”。巫女たちが幼い子供を生贄にささげる、不気味な儀式の様子が描かれていく。
一方、現世では主人公・勇輝(遠藤雄弥)がショベルカーを操り、現場を仕切る姿が描かれる。半年前に失踪した妻・夏子(彩凪翔)を想い続ける勇輝。回想シーンで夏子は「私を愛してる?本当の私を知っても嫌いにならない?」と意味深な言葉を残し、勇輝は笑顔で受け止めるしかなかった。その言葉がやがて訪れる悲劇を告げていたことを、彼はまだ知らなかったのだ。
さらに今回、本編映像に加え、“根の国”を映しだす新規場面写真と、遠藤雄弥、彩凪翔、岩橋玄樹、須田亜香里のメインキャスト4名の新規メイキングカットが到着しました。