2008年に山田能龍、いとうあさこ、羽鳥由記らを筆頭に旗揚げされた劇団「山田ジャパン」。これまで数々のドラマ脚本を手掛けてきた主宰の山田能龍が今作の舞台として選んだのが、ドラマの制作現場。数々のドラマ制作に携わってきた山田だからこそ作れる、リアリティ溢れる生々しい物語を届ける。

公演初日に先駆けて行われた取材会にて、これまでは個人として出演していた舞台だが、今は“timelesz・原嘉孝”としての出演になることについて、心境を聞かれると「僕は舞台のお仕事を始めて7年ぐらいやってるんですけど、舞台で育ててもらったと思っているので、この舞台の良さを僕がきっかけにもっともっと世の中に広まったら良いなという思いはずっとあったんです」と話し、「今回、timeleszに加入したことによって、その分母が少しでも増えたという事実はもちろんあるので、それを皮切りに舞台の世界って面白いんだなと思う人が少しでも増えたら良いなという想いは、もっと増えてきました」と舞台にかける想いを語る。
続けて、「僕だけの人生じゃなく、メンバーとファンの方の想いも背負っているので、ここでいかに面白い作品を届けるか、皆さんに楽しんで客席を後にしてもらうことが大事になっていくかは重々承知なので、それだけ気合も入りますし、頑張りたいです」とコメント。

今までの現場で一番涙した現場を聞かれた原は「泣きすぎて分からないですけど…timeleszに加入した時ですかね。15年目指していたので、それが叶った瞬間が一番大きな涙ですかね」と回答。
すると作・演出の山田からも「僕が脚本を書いたドラマ(『イグナイト -法の無法者-』)にも出てもらったんですけど、その時も気持ち入れすぎて、テスト(リハーサル)から号泣しすぎて、メイクさんが都度直すという」という原らしい全力の涙エピソードが明かされた。

また、前日の9月25日に30歳の誕生日を迎え、抱負を聞かれると「30代って時の流れが早いとかよく言われていますけど、そうなんだとしたら、1年をより濃いものに、自分が今やりたいことを、やりたいメンバーで悔いなく、というのをより一層自分の中で強めて、後悔のない30歳にしたいなと思っています」と話す。
誕生日当日は稽古後にサプライズで祝ってもらえたそうだが、「朝はSNSとかも更新したので覚えてたんですけど、忘れてて。舞台の脳だったのでめっちゃびっくりしました。30歳一発目のお仕事になりますから、気合入れてやります!」と意気込んでいた。