本作は“不妊症”という繊細な題材を丁寧かつ大胆に描く朝日奈ミカによる電子漫画「できても、できなくても」(シーモアコミックス)を実写ドラマ化。自分より他人のことを優先しがちな主人公・桃生翠(宇垣)は、ブライダルチェックで不妊症が発覚したことをきっかけに7年付き合った彼氏に振られ、さらにはその噂が会社で広まり退職することに。心身ともにボロボロの中、ナンパ男から助けてくれた年下イケメン男子・月留真央(山中)と出会ったことをきっかけに自分にとっての“本当の幸せ”を見つけるためもがき奮闘するを描く。

今作がテレ東ドラマ初出演となる山中、原作を読んだ感想を聞かれると「ちょっと難しいテーマのお話だと思うんですけれどもシンプルにキュンキュンするところだったり面白いところがたくさんあって一気に読んでしまった」と回顧。自身が演じる年下イケメン男子・月留真央について「クールでミステリアスにみえるんですけどクールにしようと思ってしてるわけではなくて過去からくる不器用なところで無愛想に見えてしまうみたいなところは意識しました」と話し、「感情を出したいんですけど出せないみたいなところはむずがゆくて難しかった」と演じた上で苦労したことを明かした。

会見では本作のタイトル『できても、できなくても』にちなんで、最近「できたこと・できなかったこと」についてトークが展開。山中は「サッカーめっちゃ好きなんですよ」と前置きしながら「見るのもめっちゃ好きなんですけど、サッカー友達ができました」と共演の上原と仲良くなったことを報告。続けて「こんだけ話し合う人なかなかいないっていうぐらい」としみじみ、上原は「wikipediaで調べたりして『サッカーだ!』と思って山中さんと仲良くするにはサッカーしかないと思ってそれだけを抱えていったんです」と裏話を明かしつつ「山中さんが非常に多趣味で運命なんじゃないかってくらい趣味が合った」と相思相愛な様子で、山中は「連絡先を交換しました。Jリーグいきたいなっていうのは話してます」と笑顔をみせていた。