
長年多くのファンから愛されているいしいしんじによる小説『トリツカレ男』(新潮文庫刊)を元にミュージカルアニメーションとして映画化!何かに夢中になると他のことは一切見えなくなってしまうことから街のみんなに“トリツカレ男”と呼ばれている主人公・ジュゼッペを佐野晶哉(Aぇ! group)、ジュゼッペが恋に落ちる風船売りのヒロイン・ペチカを上白石萌歌が演じている。
オープニングでAwesome City Clubによる本作の主題歌「ファンファーレ」の生披露が行われ会場のボルテージが上がる中、MCからの呼びこみで客席中央から登場したキャスト陣。観客からの声援に手を振るなどファンサービスを行った上白石は「Awesome City Clubのお三方、本当に素敵な演奏ありがとうございました。出る前から胸がぽかぽかととても弾んで今日この時間が特別なものになるなという予感がしました」と最高のオープニングに心躍らせ、「私も初めてこの作品を見た後、目に映る空とか雲とかそういうものがすごく全部美しく愛おしく見えるような本当に心を洗濯するような作品に仕上がっていると思いますので皆さんも劇場出た後はポカポカとした温かい気持ちになっていただけると思います」と期待に胸を膨らませた。
主人公・ジュゼッペが恋に落ちるヒロイン・ペチカを演じた感想を聞かれた上白石は「初めて絵コンテを見た時に私もジュゼッペのように一目惚れをしてしまった」と告白し「ペチカってすごくミステリアスなんですね。重大な秘密を抱えていたりとか心の奥にいろんなものを抱えている女の子がジュゼッペと出会って雪が溶けていくように心を解放していく女の子なんですけど、私も初めて見た時にこの子気になるというかそのミステリーにトリツカレる感じがあった」と興奮気味に話した。
イベントでは『トリツカレ男』のタイトルにちなんで、いま無我夢中にトリツカレていることを聞く場面も。上白石はマーラータンにもハマってるそうだが、この日は『切手』と回答。「とりわけ古い切手が最近すごい好きで、今もスマホケースに挟んでるんですけど、切手ってその年代のその時あった出来事とか流行ってたものが全部凝縮されているもので眺めてるだけでもすごい楽しい」と理由を説明し、「今売られてる日本の切手もシールで貼れたりするんですよ。それで人に手紙を送ったりとかするのがすごい好きで。だから手紙書きたいんじゃなくて切手貼るために手紙を書いたりすることもあるぐらい切手が好きなんですよね」と切手愛を熱弁すると、佐野は「おしゃれ~、絶対真似できないっすね」と感心していた。