
本作は、日本最大級のミステリーランキング『このミステリーがすごい! 2023年版』(宝島社)『ミステリが読みたい 2023年版』(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)で堂々の1位を獲得したベストセラー小説「爆弾」を映像化。
爆弾の在りかを探す警察と犯人との取調室で行われる先読み不能の謎解きゲームと東京中を駆け巡る爆弾探しがリアルタイムで進行する、まさに極上のミステリーと超ド級のアクションが織り成す究極のエンターテイメント。圧倒的な情報量で人の本質を突きつける“本物の衝撃”が2025年、スクリーンで明らかになる。
公開に先駆け行われたジャパンプレミアには、主演の山田裕貴をはじめ、伊藤沙莉、染谷将太、坂東龍汰、寛一郎、渡部篤郎、佐藤二朗、永井聡監督が登場。撮影後にメインキャストが集結するのは、今回が初となる。
レッドカーペットイベント後に行われた試写会で、謎の男・スズキタゴサク役として出演していた佐藤は「いずれも超素敵な俳優の皆さんとセッションできるのが本当に楽しくて、しかもその人たちの芝居を特等席で観れるという。だから撮影中楽しくて、濃密な時間を過ごしたので忘れられない3ヶ月になりました」と撮影を振り返る。「原作が凶暴じみて面白いので、ここにいるキャストもスタッフもこれは外せねえぞと、皆思っていたと思うんですよね。見どころは色々聞かれますが、あえて言わずに、頼むから信じてくれ、面白いから、と言いたいです。今日を皮切りに、皆さんがこの作品をもっと育てていただきたいなと思います」と客席へメッセージを送った。
見どころを話す中、「人の業みたいなものが描かれていて、個人的には……」と、渡部が感極まり言葉が詰まる場面が。ハンカチを取り出し目元を押さえる渡部に、付き合いの長い佐藤も「もらい泣きしそう!」と漏らし、「渡部さんが主役の作品で僕が脇で支えることがとても多くて。僕がこの作品を背負っている自覚はあるんですけど、嬉しそうに電話してきて『お前の役を支える側に立てて嬉しい。俺出るよ』って言ってくださったんです。それを思い出したんだと思いますけど、いきなり泣き出すなんて!びっくりしました」とエピソードが明かされた。