本作は、斜線堂有紀による同名小説を廣木隆一監督のメガホンで実写映画化。内気な男子高校生・宮嶺望を長尾謙杜、クラスの人気者・寄河景を山田杏奈が演じる。ふたりによる不器用で一途な初恋を軸に、同級生の不審死や恋人への恐ろしい疑惑が入り混じる“この秋、最もピュアで刺激的なラブストーリー”を描く。

この日は長尾、山田、前田、石原による影ナレが行われイベント開始前から歓声が上がる。その後MCからの呼び込みで客席中央に敷かれたレッドカーペットを歩いて登場したキャスト陣、観客からの声援に手を振るなどのファンサービスに会場の盛り上がりは最高潮に達した。
舞台挨拶では“君は僕のために人を殺したの?”という驚きの展開が待ち受ける本作にちなんで『自分のためにまさかこんなことをやってくれた』という驚いたエピソードを発表することに。山田は実家に帰省した際の家族とのエピソードとして「両親と弟とご飯食べたりしてたら帰るのが寂しくなっちゃった」と打ち明け、翌日も仕事で帰らなければいけない状況の中で「母と弟が電車で東京に帰るそんなに短くもない道を家まで一緒に来てくれて、そのまま2人はまた埼玉に帰るっていうのをしてくれてすごく愛を感じました」と家族の愛情に感謝すると、横で長尾は拍手しながら「素敵なご家族」と微笑んでいた。

さらに、“この恋は、純愛か洗脳か―”というキャッチコピーにかけて『いま何よりも愛してやまないこと』を聞かれた山田は「ベランダでリラックスする時間が今自分の中で大事。そこにいると時間が溶けてます」と告白。MCから「今、良さそうですね」と聞かれた山田はグッと身を乗り出し「今なんです!今良い時期なんです、涼しい風すごくいいです」と声を弾ませて笑顔をみせていた。