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鈴木亮平が演じる平凡な日常を送っていたパティシエ・早瀬陸と警視庁捜査一課に所属する悪徳刑事・儀堂歩という2人の主人公。正反対の人生を歩む男たちの人生は陸の妻の殺害事件をきっかけに大きく動き出す。3人のキャストは、そんな主人公たちの人生を支える家族として登場する。
陸を優しく見守る母・良子役に原田美枝子、儀堂の妻・麻友役に黒木メイサ、父を信じ真っ直ぐその姿を追いかける陸の息子・拓海役に矢崎滉。
原田のTBS連続ドラマレギュラー出演は2015年10月期の火曜ドラマ『結婚式の前日に』以来約10年ぶり、日曜劇場出演は2010年4月期の『新参者』以来約16年ぶりとなる。
黒木のTBS系連続ドラマレギュラー出演は2016年10月から放送されたMBS/TBS系深夜ドラマ『拝啓、民泊様。』以来約9年ぶり、日曜劇場出演は原田と同じく2010年4月期の『新参者』以来約16年ぶりとなる。
陸が殺人の罪を着せられて、いなくなったことで残された良子と拓海にも非難の目が向けられる。しかし、陸が無実だということを信じて待ち続ける家族。かたや自らの外見をリブートしてまで真実を追い続ける陸の原動力も家族であり、“家族の絆”が強く描かれる。
一方、麻友は儀堂と別居中だが、変わらず夫を愛している女性。そんな麻友はリブートした陸と接触することになる。外見は同じ儀堂でも中身は別人。麻友が驚きの行動をとったことで、運命の歯車が動き出す。
原田と黒木が鈴木亮平演じる2人の主人公と描く極限の“家族愛”は本作の見どころのひとつである。そして矢崎が演じる陸の息子・拓海のひたむきな姿も注目だ。

<コメント>
■原田美枝子
話が複雑なので、台本を読んで理解するのに少し時間がかかりました。亮平さんは、役作りや1カットごとの画の作り方にもすごくこだわって楽しんでいる感じがしました。
主人公が、なんとかしていつか家に帰ろうと必死に努力しますが、「本当にあの家に帰りたい」と思えるような温かい雰囲気を大事にしました。孫役の矢崎滉くんが本当にかわいいので、孫とおばあちゃんが協力して店を守る姿を見ていただければと思います。

■黒木メイサ
スケールの大きさと繊細なストーリー、登場人物のそれぞれの視点から見る愛の形。
別居中でありながら夫・儀堂を想う妻という難しい役所でしたが、主役を務められた鈴木亮平さんをはじめ素晴らしいキャストの方々と共演させて頂き光栄でした。たくさんの方に見ていただけますように。

■矢崎滉
台本をいただいてから、読み進めていくごとに、ドキドキハラハラしたり、切なくて胸がギュッとなったり、家族ってなんだろう?と考えたりして、何度も読み返しました。
撮影中は、鈴木亮平さんには、アイスを買ってもらったり、楽しくお喋りしたり、役を演じる上でのアドバイスをもらったり、たくさんのスタッフの皆さん、キャストの皆さんの熱意を感じながら過ごして、僕にとって、もう1つの大きな家族みたいでした。たくさんの方に見ていただきたいです!

■プロデュース・東仲恵吾
家族のために、顔を変えて、すべてを犠牲にする主人公。
そこにあるのはただ一つ“家族への愛”です。
そんな主人公、そして顔を変える刑事の家族が発表されました。
原田さんは、過酷な状況でも優しさと強さを兼ね備えた役で、その緩急を圧倒的に表現してくださる方として、お願いしました。
黒木さんは、別居中の夫への無償の愛とある過去を持つ役です。その深みを演じていただけると思い、お願いしました。
そして、息子役の矢崎さん。主人公にとって亡き妻から託された人であり、どんなことがあっても守り抜きたい存在。また息子としては、父が殺人の容疑をかけられて逃亡している中でも健気に前を向いて過ごす。
ものすごく難しい役です。今回はオーディションを行いましたが、矢崎さんの目力と自然体な芝居に惹かれてオファーしました。
残された家族の生き様も見どころです。