長年多くのファンから愛されているいしいしんじによる小説『トリツカレ男』（新潮文庫刊）を元にミュージカルアニメーションとして映画化した本作。何かに夢中になると他のことは一切見えなくなってしまうことから街のみんなに“トリツカレ男”と呼ばれている主人公・ジュゼッペを佐野晶哉（Aぇ! group）、ジュゼッペが恋に落ちる風船売りのヒロイン・ペチカを上白石萌歌が演じている。
11月7日に公開迎えてから2週間が経ったいまの気持ちを上白石は「とっても素敵な広がり方をこの作品がしているのを肌で感じています」とSNSでも大きな反響を呼んでることに触れつつ「映画って何より見た方の声が大切になってくると思うんですけど、想像の範疇を超えてすごく皆さんの心にこの作品が混じり気なくストレートに伝わってすごくいい心でみなさん劇場出てくださっている感じがした」としみじみ。「私たちは元からね『この作品すごいぞ！』って1番実感していた身ではあったので、『いいだろう！どうだ！』って気持ちではあるんですけど、本当にすごく良い広がり方をしてますし、私の身近な人でも全然連絡を取ってなかった高校の同級生とかから見たよって連絡が来たりとか作品がこうやって人と人とを繋いでったりとか、良い『トリツカレ男』の風が吹いているなと思っているところです」と大きな反響に笑顔をみせた。
今年も残すところ2か月を切ったこの日のイベントでは、登壇キャストが『今年の漢字』を発表する場面もあった。
上白石はフリップに『辣』と書いた1文字を披露すると「ちょっとこれヒヤッとする1文字ですよね」とにやり、「辛辣の辣なんですけど意味合いは全然違いまして今年大流行した麻辣湯の辣の文字です。この1年がピリッと辛かったわけではございません」と説明。「今年めっちゃハマりまして今日の昼も食べた。タピオカとかと同じぐらいのレベルで流行ってるみたいで、私もその流行りにどっぷり乗りまして今年はもうほぼ1週間に2～3回ぐらい食べてた」と現在進行形でハマっていることを告白すると、佐野は「めっちゃトリツカレてる」と驚いた表情を浮かべていた。
