この度、主人公・御倉深冬役の片岡 凜と真白役の田牧そらによるスペシャルビジュアルが公開。撮影が行われたのは、〈角川武蔵野ミュージアム〉が誇る名物エリア「本棚劇場」。高さ約8メートル、約2万冊の本がずらりと並び立つこの空間は、まさに映画に登場する巨大書庫「御倉館」を彷彿とさせる、本作の世界観にこの上なくピッタリの場所となっている。
何万冊もの本に囲まれ、360度すべてが書物で構成された独特の世界観の中で、今回特別に二人が撮影を敢行。まるで2人自身が“物語の世界”へ迷い込んだかのような、スペシャルなビジュアルが完成した。
2人が施設を紹介するツアー動画なども後日公開予定。

そして、“本嫌いの少女”深冬が“不思議な少女”真白に本の世界へと誘われる場面写真4枚が新たに到着した。

さらに、キャスト&スタッフがお気に入りの一冊を紹介する企画「この本を読む者は」もスタート。第1弾として、原作者・深緑野分、深冬役・片岡 凜、真白役・田牧そらが選ぶ一冊が公開された。映画公式SNSでは、キャストによる紹介動画も公開されている。

■本紹介企画「この本を読む者は」
【片岡 凜の一冊】

「葉桜の季節に君を想うということ」歌野晶午(文春文庫)
本でしか表現することができない、本ならではの魅力がたくさん詰まっている一冊です。登場人物の外見などが説明されないまま話が進んでいくのですが、普段どれだけ人間が視覚的な情報に捉われてるかということに気付かされました。
《この本を読む者は、本にしかできない表現に心をつかまれる》

【田牧そらの一冊】
「リズム」森 絵都(角川文庫)
心の奥にしまいこんだ想いを、言葉でそっとつなぎとめてくれる一冊です。「しょうがない」と諦め、いつの間にか薄れてしまった夢や希望を、あの頃の私とともに呼び戻してくれます。
《この本を読む者は、あの頃の想いが呼び戻される》

【原作・深緑野分の一冊】
「複眼人」呉 明益 訳・小栗山智(角川文庫)
酔いそうなほど濃密な空想世界から残酷でやるせない現実へと繋がり、読むほどに深く深く没入し、永遠に忘れられない読書体験になる。すごい物語とはこの作品のようなものを指すのだと思います。
《この本を読む者は、永遠に忘れられない読書体験を得る》