本書は高田の3年ぶりとなる写真集。撮影を手がけたのは日本の写真界を代表する巨匠・沢渡朔、撮影は灼けるような今年の夏の東京で敢行された。純文学を思わせる世界観で衣装は黒と白を基調としたシンプルなものが中心となっており、無駄を削ぎ落としたモノトーンが落ち着いた魅力を際立たせる。白の水着やランジェリーでは純粋で無垢な一面を、黒の衣装ではかつて見せたことのない色香で魅せる。ギャップ萌えともいうべきその姿は内面の振れ幅を映し出し、ページをめくるたびに見える彼女は大人の女性としての表情を見せつつも、沢渡の写真の中ではどこか無垢な少女のような気配を漂わせている。

グレーのミニ丈ワンピで登場した高田、3年ぶりの写真集がついに発売となったいまの気持ちを「撮影が6月なので約半年をかけてようやく待ちに待ったというか今日やっと皆さんに見ていただけるって嬉しい気持ち」と喜びつつ、過去最高レベルの露出度に挑戦したということで「それが見られるというのは正直恥ずかしさもあり、様々な気持ちが入り交ざっております」と吐露。タイトルの『素描』については「フランス語でデッサンという意味があってシンプルでナチュラルな1冊になっている」と由来を話し、「表紙の写真と並べた時に『素描』って言葉が1番ピッタリ来たかな」とタイトルに込めた想いを明かした。

本書でこだわった点を聞かれた高田は都内で行われた2日間の撮影を振り返り「1日目は素の自分というか陽気で明るい感じなのであどけなさというか少女らしさを出すような意識で撮影しました。2日目は高田里穂のイメージってこうだよなみたいなちょっと妖艶な大人の女性の雰囲気で撮影させていただきました。いつもだったら隠すようなシミとかそばかすとかをなるべく修正せず残したり、これまでの写真集とは一線を画すものにしたかった。普段だったら使ってないような写真もなるべくNGを出さずに撮影しました」とこだわりを告白。そんな本書のお気に入りカットには「あまり見たことのない表情」をセレクトした高田は「気だるそうな自分の顔が好きなのと沢渡さんの影がはっきりと映っていて、この写真だけすごく世界観が違うみたいなすごい物語を感じさせるページと思ったので選びました」とお気に入りに選んだ理由を語った。

最後に改めて見どころについて「一言で言うと『こんな高田里穂見たことない』って私は思ったんですけれど、写真が好きな方とか本当に幅広く楽しんでいただける一冊になってるかなと思います」と出来栄えに太鼓判を押した。また今後の目標として「お芝居が1番好きなこともあってそれは死ぬまでやっていきたいし、その年代にあった役をやっていきたいなと思うんですけど、わかりやすく言うとゴールデンタイムの主演をはる女優になりたいですし大河ドラマとか女の一生ものだったり自分の魂を込めて演じられるような作品にこれから出会っていきたい」と俳優業での抱負を語り、2年後に芸歴20周年になることにも触れ「ファンの方もそうですし自分の中で何か区切りとなることが何かできないかなと計画中です」と意欲をみせていた。