原作は、2018年「LINEマンガ インディーズ」で公開され、「第1回LINEマンガ大賞」で銀賞を受賞。その後、掲載媒体を「ジャンプ+」に移すと、「第2回ジャンプ縦スクロール漫画賞」にて大賞を受賞した百世渡原作のマンガ『ロマンティック・キラー』。絶対に恋愛したくないJK(女子高生)に、人間の恋愛エネルギーを糧にする魔法使いが次々と恋愛トラップを仕掛け、恋に落ちること間違いなしの胸キュン展開を、ヒロインがぶっ飛ばし続ける―という前代未聞の“恋愛(ロマンティック)ぶっ飛ばしコメディ”。

公開から10日が経ち、周りからの反応を聞かれた上白石は、「今、ドラマを撮ってるんですけど、撮影部のちょっとコワモテのおじさまが公開初日に見に行ってくださって、『めっちゃ面白かった!』って熱を持って話してくださいました!」と嬉しそうに報告。
韓国と台湾での劇場公開も決定し、上白石は「舞台挨拶いつですか?」と前のめり。スタッフから「行くのは決まってない」と伝えられるも、「皆で行きます!」と全員乗り気だった。

また、本作ではさまざまな“ロマンティックトラップ”が大きな話題となっている。事前に映画の公式SNSにて、映画を見て気になったシーンや疑問を持ったシーンが募集され、もっとも質問があがったのは、廊下のロマンティックが押し寄せるシーン。監督から上白石がアクションに前向きだったことで生まれた演出だと明かされたが、上白石は「前に映画でちょっとだけアクションをかじったことがあって、それがめっちゃ楽しかったんです。でも、蓋を開けてみたら、これをやりますって見せてもらったアクション動画が5分以上あって、血の気が引きました」と、当時を振り返っていた。

最後に上白石は「今日のこの舞台挨拶で、ひとまず皆で駆け抜けてきたプロモーションや舞台挨拶がひと段落するということで、内心すごく寂しいですね」と、心境を吐露するも、「『ロマンティック・キラー』と言う映画は、本当にポジティブなパワーがすごく溢れていて、現場でも監督の発する空気がいつも温かくて、私たちはそれに甘えさせてもらって、身を任せてのびのびと芝居をさせてもらって、そうやって楽しく作った作品が、こんなにもたくさんの人に温かく楽しく届いている現状が、心から嬉しく思います」と語る。「作品に入る前は、色んなものを担う役を果たせるんだろうかという気持ちでいっぱいだったんですけど、改めて杏子という役と出会えて、何より舞台上に立っている皆と出会えたことが、私にとってハッピーな、ロマンティックな出来事だったなと思っています!」と笑顔を見せた。

舞台挨拶では、2024年にスタートした本編撮影から、公開前のプロモーション期間まで、長きにわたり本作をロマンティックに盛り上げてきた4名が、『ロマンティック・キラー』を通して感じたことを“渾身の1文字”で発表する場面もあった。