
発表当時、若冠21歳の大学生によるユーモラスでオフ・ビートな文体が癖になる新時代の青春小説で、第28回松本清張賞を満場一致で受賞した波木銅『万事快調〈オール・グリーンズ〉』(文春文庫)が、『猿楽町で会いましょう』の児山隆監督により映画化。未来が見えない町に暮らす朴秀美と美流紅たち。自分たちの夢をかなえるために、この町とおさらばするには、一攫千金を狙うしかない!彼女たちは、同好会「オール・グリーンズ」を結成し、禁断の課外活動を始めるー。
今回解禁されたのは、ド田舎から抜け出し自分たちの夢を叶えるため、禁断の課外活動へと足を踏み込む同好会「オール・グリーンズ」の中心メンバー4人にフィーチャーしたキャラクター映像で、児山隆監督がディレクションを務めた。
同行会結成の発端人であり、ラッパーを夢見ながらも、学校にも家にも居場所を見いだせず鬱屈とした日々を送る朴秀美(南沙良)を紹介する映像では、「現実に因果応報なんてないし、そんなもんクソじゃん!やり方次第で応報される前に因果から逃げ切るのだって余裕」と啖呵を切り、一攫千金に向け突っ走る朴の様子が切り取られ、陸上部のエースで社交的、スクールカースト上位に属しながらも、家庭では問題を抱えている映画好きの矢口美流紅(出口夏希)は、母親との関係に悩みがあり、ド田舎からの脱出を強く望む。「私たちの人生って、ブックオフで100円で買える物語じゃないから」と、人生の第二章を切り拓こうと踏み出す瞬間を捉え、朴や美流紅の同級生で漫画オタク、毒舌キャラの岩隈真子(吉田美月喜)の映像では、家業を継いで欲しいという前時代的な家庭に嫌気がさし「至極当たり前にこの町を抜け出したいわけですよ」と、朴と美流紅に本音を打ち明けるシーンが収められている。さらに、岩隈の後輩で、禁断の課外活動に巻き込まれていく漫画オタクの藤木漢(羽村仁成)は、バラバラに千切られた漫画の切れ端を手に、岩隈に「また一緒に描きましょうよ、漫画」と提案する場面が描かれ、オタクがいじめる奴らを見返すには文化で立ち向かうしかないと、彼もまた密かな反逆心を燃やす。未来を選べないなら、力づくで奪いに行く――。“危うい青春”を送る高校生たちを象徴するような、ヒリヒリする劇中の言葉が印象的な映像に仕上がっている。
【キャラクタームービー 朴秀美:南沙良】
【キャラクタームービー 矢口美流紅:出口夏希】
【キャラクタームービー 岩隈真子:吉田美月喜】
【キャラクタームービー 藤木漢:羽村仁成】







