
六本木のクラブで起きた薬物殺害事件。客がコカインの過剰摂取でウエイターを刺し、自らも死亡した。この客に薬を売ったのは、売れっ子子役からの転落人生で、「薬物の売人」をしていた梅沢恭之介。この事件を追う麻薬取締官(通称・マトリ)の黒崎徹、薬物に対する異常なまでの執念を持っている。いつものように梅沢が、仲間とアパートで麻薬のパケを作っていると、そこにマトリがガサ入れにやってきて…。その場から間一髪で抜け出した梅沢だったが、勘の鋭い黒崎に捕まり、逮捕しない代わりに「俺のS(スパイ)になれ」と脅迫され、梅沢は黒崎の「S」になることに。そんな矢先、警視庁薬物銃器対策課・警部補の葛城彰斗に逮捕されてしまった梅沢は、葛城からも「警察のスパイになれ」と命令される。こうして梅沢は、“マトリと警察のダブルスパイ”という地獄の立場に追い込まれていく──。土壇場で信じられるのは誰なのか──。麻薬を巡る狂気と欲望は、さらに深く、そして禍々しく交錯していく、薬物汚染の闇を暴く、狂気のアクション・エンターテインメントがここに開幕する。
本作のオファーが来た率直な感想を聞かれ、薬物の売人・梅沢役の西畑は、原作を読み「これ、地上波で大丈夫?っていうのは思いました。アウトローすぎて、無理じゃないかなと思っていたんですけど」と危惧しながらも「読み進めていくとキャラクターひとりひとりの個性が出てきてすごく面白いなと思ったので、この役をやらせていただくとなって、すごく嬉しかったのを覚えています」と語る。「僕のイメージとはちょっと離れたような役なのかなと思っていたので、西畑にやらせたいと思ってくださった心意気がすごく嬉しかったです」と笑顔を見せる。

麻薬取締官(通称・マトリ)の黒崎を演じる細田は「自分と黒崎という役があまりに離れていて、今まで演じたことがないような役だったので、どうしようと思ったのが最初でしたね。とにかくお腹から声出してました」と役作りについてコメント。
警視庁薬物銃器対策課・警部補の葛城を演じる向井も「なんでこっちにきたんだろう?」と戸惑いがあったことを明かし、「逆に違うからこそ、俯瞰してみて、自分だったらこういうふうに演じたいなというのがあったから、自分にない要素をたくさん持っている人阿高こそ、自分にしかできない魅力の出し方はなんだろうと、挑戦させていただくきっかけになった作品だなと思いました」と前向きに捉えたようだった。そして、自身の役を「警棒を振る人ってイメージ」とまとめながら「台詞がとにかく多かったですし、スイッチが入ったら広島弁になるので、そこの切り替えが難しいけど、やりがいがありました」と語った。
監督として作品のオファーを受けた品川は「皆が面食らったのと一緒で、これ地上波でやるの?っていうのがまず一つ。この予算でやるの?がもう一つ」と懸念していたそうで、「あとは俺がやっちゃうと結構えぐくなりますよというのも言って。結果、深夜ドラマということもあって、好きなことをやらせてもらって。短い期間で、すごい熱量というか、深夜ドラマならではという作品にできたんじゃないかなと思っています」と手応えを感じていた。
作品を楽しみにしている方へ向けて、西畑は「今までの地上波になかったような挑戦的な刺激がたくさん詰まっている作品だと思います。黒崎と葛城に翻弄されながらもダブルスパイとして生きていく梅沢くんをぜひとも楽しみにしていただけたらと思います」とメッセージを送る。
細田は「品川監督のもとでこんな素敵な共演者の方たちとこの世界観に挑戦できたことが本当に幸せで宝物になりました。ちょっと緊張していますが、たくさんの方に見てもらいたいですし、何度も見返したくなる中毒性の強いドラマだと思うので、応援よろしくお願いします」と述べる。

向井は「今までの作品にはないとても刺激的な作品になっているので、物足りないなと思っている方には満足してもらえると思います。どんな形かは分かりませんが、こういった作品にまた関われたらと個人的には思います。なので、ぜひ明るい時間に見てください(笑)」と笑いを誘う。

そして品川監督は、「ここからさらに激しさを増していくんですけど、ちゃんと箸休めみたいなシーンもありますし、3人それぞれの魅力が出てくると思います。原作の面白い展開も実写化させていただいているので、その辺も楽しんでいただければ」と見どころを語り、「最後に大事なこと言わせて。裏社会を描いてるけど、一番は薬物良くないってこと。薬物と戦う人たちの話なので、エンタメとして楽しんでいただきながら、1番のメッセージは“薬物に関わるやつが悪い”というのがドラマの言いたいことです」と力強く呼びかけた。












