
第169回直木賞・第36回山本周五郎賞をダブル受賞した永井紗耶子の傑作時代小説『木挽町のあだ討ち』を映画化。芝居小屋を舞台に、仇討ちの裏に隠された真実を描く本作は、『このミステリーがすごい!2024年版』『ミステリが読みたい!2024年版』などにも選出され、2025年には歌舞伎としても上演され大きな話題を呼んだ。
本作で仇討ちを遂げた若者・菊之助を演じる長尾は、「今日を無事に迎えられて、本当に嬉しく思います。豪華な皆さんと監督とご一緒させていただいて、本当に光栄です。今でもすごいプレッシャーを感じながら、公開を楽しみにしています」と挨拶。
あだ討ちのシーンについて聞かれると、「本当に充実した撮影期間で、北村さんとたくさんの会話をさせていただきながら、一つ一つのシーンを丁寧に作っていけたことが、僕にとっても良い経験になりました」と振り返る。「映像で見るとパッと終わってしまうんですけど、いざ殺陣となるとすごい長い時間やっていて。その前にも、僕にとっての挑戦でもあった女方のシーンもあり、そこも注目してもらえたら嬉しいです」とアピール。

そんな長尾とともにあだ討ちシーンを作り上げた北村一輝は、「大変でした」と本音をこぼしながらも「殺陣師の方を含め、一流の方が揃っていて、そこは安心して、一つずつ細かく怪我のないように話し合って、二人でも現場以外でもう少しこう見せよう、これチャレンジしてみよう、みたいな感じで、一緒にものを作れたという感じで楽しい気持ちでした」と語る。さらに、雪にも苦労したそうで「僕ら以外はマスクしているんです。僕たちは息が荒れるじゃないですか。顔も近くて、謙杜が息を吸った瞬間にその雪が舞ってそれで咳き込む、というのも何度もしながら、そういうのも良い思い出です」と話していた。
時代劇での殺陣の経験が豊富な渡辺謙からは「二人とも得物が小さいので、すごく大変なんですよ。要は接近戦だし、ちゃんと切っているように見えなきゃいけないので、目を凝らして見ていただきたい」と見どころについて言葉があった。
また、母親役の沢口靖子から「こんなにかわいい息子ができました。親子に見えるねって言われてとても喜んでいます。ほっぺが白くてぷくぷくっとしたところが似ているなと自分では思っています」と言われると、頬を触りながら笑みをこぼす場面も。
そして、“今年絶対に成し遂げたい目標”を聞かれた長尾は、「以前取材の時に、柄本さん、渡辺さん、北村さんに『若いうちから始めるのは何が良いですか?』とお聞きして、3人とも乗馬とおっしゃっていて。午年で年男なので、今年から定期的に乗馬に通えたらと思います。(時代劇の撮影などで)かっこよく乗れるように努力したいです」と展望を語った。
完成披露舞台挨拶には、長尾のほか、柄本佑、渡辺謙、北村一輝、瀬戸康史、滝藤賢一、高橋和也、正名僕蔵、山口馬木也、イモトアヤコ、沢口靖子、源孝志監督が登壇した。







