壮大なスケールと緻密な人間描写で熱烈な支持を集める、巨匠・北方謙三の小説『水滸伝』。シリーズ累計発行部数1160万部を超える大河小説の金字塔が、ついに映像化。放送・配信開始を祝し、豪華キャストが集結するジャパンプレミアを開催。

第一話の完成披露上映会の前に行われた舞台挨拶に、豪華キャストと監督、原作者の北方氏が一堂に会してステージ上に現れると、会場からは拍手が巻き起こる。
梁山泊のリーダー・宋江を演じた織田は、「最初に宋江という役を、と言われて、何かの間違いかな?と思いました。今までやってきた、どこかに行ってしまいそうな男じゃなく、ただひたすら、皆の心の傷に絆創膏を貼っていくような男でした」と振り返る。反町演じる晁蓋とは助け合う関係性でもあり、反町との共演を「ものすごく大胆な芝居を突然してくるんですね。周りにいる僕たちが一瞬凍りつくんです。このセリフでこう来たか!と。それが面白いですね。彼にしかできない大胆さと、そうかと思うとすごい繊細だったりするので、この両面は僕は“反町晁蓋”の魅力だなと思います」と語る。

そんな2人を間近で見ていた若松監督に現場での関係性を聞くも「あんまり仲良くないんじゃないですか?」という冗談も飛び出しながら「2人のカリスマですから。立ち姿はかっこいいし、声もいいし、いつも魅了されていました」とコメント。
言及された仲の良さを訂正しない織田と反町の姿に焦る満島の姿があり、亀梨からも「プライベートでゴルフや釣りも行かれる仲って聞いているので。今のは監督の誤情報なので、皆さんくれぐれも」とフォローが入る一幕があり、会場からは笑いが起こった。

本作は毎日150人規模のキャスト・スタッフが日本各地を移動しながら、時には山奥などでも撮影が行われていた。そんな撮影の日々を振り返り、若松監督は「入る前まではこれだけの役者さんたち、スタッフを束ねていくのにどうすりゃいいんだろうという不安はいっぱいありました」と不安を吐露しながら、「北方さんの原作の中で、男には女性たちが絶対必要なんですね。こういうところをきめ細かに原作に書かれていますし、一人一人に素晴らしいキャラクターがあり、それを役者さんたちが見事に演じてくれて、とてもありがたいと思いました」と述べる。「山登りはあるわ、雪の中での格闘、そして織田くんが大っ嫌いな夏、1年中自然や気候に苦しめられながら、ようやく走り切ったって感じですかね」と過酷な撮影の日々を明かした。

夏の暑さは大変だったようで、織田からも「夏は人が外で仕事する暑さじゃないです。法律で禁じたほうがいいと思います」という言葉が。さらに「普通、作品をやっているとどこかのシーズンが2つ暗い重なる程度なんですね。これは秋冬春、夏まで行く予定じゃなくその前に終わると聞いていたんですけど、一人一人、こだわりのスタッフばかりが集まっていて、ちょっとした釣竿一つでも、『京都の職人に頼んできた逸品です』と。わざわざ京都からこの山奥まで持ってきたの?と思い、なんというチームだ、という。だから、僕らは本物を使わせてもらって楽でした」と、スタッフ陣の並々ならぬこだわりが詰まった作品だということを語った。

最後に織田から、「本当に大変な作品でした。ですが、新しい国を作ろうなんて考えたらこんなもんじゃないだろうなと。皆さんがこれからこの作品を見ていただいて、一緒に『北方謙三 水滸伝』を作っていただけたらなと思っています」とメッセージが送られた。

上映会の前には、特設会場にて「梁山泊ステージ」と題したアライバルイベントが開催され、本作の世界観を体現したステージに北方謙三ファン、水滸伝ファン、そして本作に期待を寄せる著名人として、EXILE TAKAHIROや橘ケンチ(EXILE/EXILE THE SECOND)、登坂絵莉、やついいちろう(エレキコミック)、山田ルイ53世(髭男爵)、山崎怜奈らが駆けつけた。