この日のイベントには劇中のアイと同様に“アイドルになる夢”を志した=LOVE、≠ME、≒JOY、のメンバーら現役アイドル・約150名が特別ゲストとして招待。今まさに夢を追いかけている候補生からの質問に登壇者が回答した。

=LOVE・音嶋莉沙から『アイさんと和田先生との出会いが感動的だったということでキャストの皆さんが誰かと出会って人生が大きく変わったってこととかあったりしますか』という質問がされると、斎藤は「20代は本当にアルバイトにあけくれてましてコンサートの整備スタッフをやっていた」とバイト時代のエピソードを披露。「ハロプロさんの会場によくついていて、そこで1番前の席の方の腰あたりの手すりをずっと持ってそこで調節するって形だった」と当時の再現をしつつ「最初はなんだろうこれと思ってたんですけど、こんなに人を夢中にさせる職業なんだっていうアイドルの職業を背中に感じ、このエンターテイメントの世界を学ばせてもらったっていうのは目の前にいたおじさんかもしれない。あの人の体温とかに生命力みたいなものを感じたことはずっと印象に残っております」と人生に影響したことを感慨深そうに話していた。

また=LOVE・野口衣織は「この作品を見させていただいてすごく自分のことについても考えさせられるシーンがたくさんあったんですけど、やっぱり自分は自分にしかなれないっていう事実は何かに憧れれば憧れるほど自分の目の前に大きな壁となって立ちはだかってしまうけど、それをアイさんは自分にできることをするって大きな1歩を踏み出されてる姿が私はすごくかっこよく見えた」と涙ながらに伝えつつ、「その瞳がステージに立っているアイさんと同じくらいに輝いて見えてすごく背中を押されました」と熱い感想を伝える。続けて「きっとこれからも自分と向き合わなきゃいけないことだったりくじけてしまうこともきっとあると思うんですけど、そんな時の何かアドバイスとかがあったらおうかがいしたい」と質問すると、そんな野口に監督が「この映画をまた再びぜひ見ていただけたらなって、普通に本気で思いました。アイさんの生き様みたいなものが映画には入っているなと思いますし、僕自身も同じように苦しくなったりとか行き詰まったりとかする時が今後絶対で出てくると思うんですけど、その時にこの映画を見たらもう一度頑張ってみようかなって思える作品と思いましたのでその時はまたぜひ見ていただけたらなと思います」と提案すると、野口は「何億回も見ます」と声を震わせながら宣言していた。

フォトセッションには登壇者に加えて、特別ゲストとしてはるな愛、=LOVEの大谷映美里、音嶋莉沙、野口衣織、≠MEの櫻井もも、鈴木瞳美、冨田菜々風、≒JOYの天野香乃愛、市原愛弓、江角怜音も参加した。
2007年、エアあややの口パクモノマネで一世を風靡した、はるな愛。世間の冷たい視線に苦しみながらも「アイドルになりたい!」という夢を手放さなかったひとりの少年・ケンジの運命を変えたのは、一人の医師・和田耕治との出会いだった。二人の生き方を記した本、はるな愛「素晴らしき、この人生」(講談社)、和田耕治・深町公美子「ペニスカッター:性同一性障害を救った医師の物語」(方丈社)を参考に、当時の日本ではタブーとされていた性別適合手術のリアル、そして2人の命さえ預け合う信頼関係と強い絆が、80〜90年代を彩ったヒットソングと心躍る軽やかなダンスと共にNetflix映画としてカラフルに描かれる。主演をオーディションで選ばれた18歳の新星・望月春希、主人公に大きな転機をもたらす実在の医師・和田耕治役を斎藤工が演じる。