
表向きは下級役人でありながら、腐れた世の中を憂い、自らが筆を執って世直しの書「替天行道」(たいてんぎょうどう)を書き記すことで、仲間と共に国家権力へ立ち向かう宋江を熱演しているのが、織田裕二。本年秋に最新作映画『踊る大捜査線N.E.W.』の公開が予定されていてる『踊る大捜査線』シリーズを筆頭に、TVドラマ「東京ラブストーリー」(91)や「SUITS/スーツ」シリーズ、さらには映画『アマルフィ女神の報酬』(09)などの数々の話題作で主演を務め、まさに長きに渡って日本のエンタテインメント界の中心として、活躍し続けている。そんな織田が演じる宋江は、武力や知略など、秀でた特徴は持ち合わせないものの、どんな人間にもしっかり寄り添い、人情溢れる人柄で周囲を引き寄せていくキャラクターであり、心に秘めた熱き想いと仲間たちとの絆を胸に、国に立ち向かう梁山泊の頭領だ。改めて本作に主演として参加したことについて、織田は「この作品に参加させてもらうにあたっては、何を学べるのかがとても楽しみで。自分がまだ知らないことに出会えるんじゃないか、作品を通じて僕自身が成長できる出会いがあるんじゃないかと。」と心境を明かすとともに、長きにわたる撮影を経て、「たくさんのことを学び、自分の人生に良い影響を与えてくれた作品だと思っています」と語っている。
そしてこの度新たに解禁となったのは、仲間の心に、熱き志と希望の光を灯す書物、“替天行道”を集中した様子で書き記す姿や、賊徒に襲われた村を見て心を痛める様子、そして自身の右腕として活躍する魯智深(演:金児憲史)と笑顔で語らい合う場面など、宋江の人柄と生き様を存分に感じさせるカット3点。実際、宋江は、織田がこれまで演じてきたエネルギッシュな主人公像とは一線を画す人物像を持つキャラクターだ。織田自身もその点について、「周囲にヒーロータイプの仲間が多い中、決してヒーロー気質ではない主人公ですよね。しかしそんな宋江に、皆がついてくるようにしなくちゃならない。どう演じるのかと日々試行錯誤しながら挑んでいました」と語り、役作りへの葛藤と手応えを振り返っている。また、宋江と共に梁山泊を率いるもう一人の頭領・晁蓋を演じた反町隆史は、「元々お付き合いもあるので、自然と息が合う感じはすごくありましたし、その良い空気感がお互いの芝居にもうまく反映されていると思います」と織田との共演についてコメント。織田と同様、長年にわたり日本中のファンを魅了し続けてきた反町と共に描かれる、二人のリーダーによる物語もまた、大きな見どころとなっている。そして最後に、主演として駆け抜けてきた本作については、「一部のシーンを凄い現場で撮影するような作品はありますが、本作は毎回がクライマックスなのかと言わんばかりの撮影でした。時代や国設定は違えど、今を生きる我々にも通ずる部分はたくさんあるんだなと思います。(時代が移っても)人の変わらない部分や、逆に現代ではこういった部分が足りていないんじゃないかというところなど、改めてこの作品を通じてたくさんのことに気づかせてもらえました」と熱い想いを語っている。






