芸人、俳優、ラッパー、声優、ラジオパーソナリティなど多方面で活躍してきたゆりやんレトリィバァの初監督映画。プロデューサーは、撮影までの約1年間、ゆりやんと頻繁に会って恋バナを聞き続けたという。本作にはそんなゆりやんの今までの恋愛の全てが詰め込まれている。

先週より全国公開中の本作は「今年最高ベスト確定!シュールすぎる笑いと恐怖の怪異攻撃の果てにそれを凌駕してしまう最狂最悪の異常狂人が暴走するジャンル分け理解不能の異次元傑作!!」「猟奇的で変態でめちゃめちゃなのに面白い!」「南沙良がぶっ飛んでる役でありながらキュートな魅力が炸裂!!南沙良は今年のベスト女優でいい!!」といった熱狂的な声がSNSに寄せられている。
この日が初日を迎えてから本作のイベントに初めての登壇となった南は「いろいろあって初日は参加できなくて悔しい思いをしたので、今日ようやくここに立たせていただいて嬉しいです。1週間経ってすごく感想も届いてすごく嬉しいです」と大きな反響に驚きを見せる。そんな南にゆりやん監督が「不祥事をおこされて…」と南が初日から欠席だった理由をボケるも、それをただ笑いながら眺めていた南にMCから「はっきりと否定してください」とツッコまれ照れ笑いを浮かべた。

また本作では南の狂気じみた演技がかなり引き出されており、ゆりやん監督は撮影の中でいろいろお願いしたこともあったそうで「普通は『ちょっと考えさせてください』みたいなってもおかしくないのに『あ、はい、わかりました』みたいな感じでどんどん受け入れてくださるので調子にのっちゃいました(笑)」と語る。その結果「南沙良にあんなことさせるな」と南の姿を見たファンからDMでクレームがあったと言い、さらに「ネットで南沙良は家族をゆりやんに人質にとられている」と書かれていたことをぶっちゃけ会場は爆笑。
役作りについて南は「ゆりやんさんとインしてからもお話を重ねて作り上げていた感じなんですけど、脚本を最初に読ませていただいた時はもうちょっと穏やかな感じをイメージしてた。完成形があれになって私も驚いてます」と告白、さらに劇中でのミュージカルシーンが印象的だったという南は「ミュージカルシーンはエネルギーを使ってたので内心結構パニックでした。すごい表現だなと思いながら」と撮影の裏側を明かす。
そんな南の全身全霊で撮影に臨む姿にゆりやん監督は「もうほんとに感謝しかないですし、勇気がある方。私が言うことではないんですけどそんなことまでやってくれるんだってもうほんとにありがたい存在なんか菩薩というか仏壇」と独特な表現で大絶賛して会場の笑いを誘った。
そんなゆりやん監督の初映画作品に出演して得られたことと失ったことを聞かれた南、「失ったことは…」と悪いニュースから発表しようとする南にゆりやん監督は「先に失ったことかい」と即座にツッコミ。その姿に笑いながらも南は「言葉選びが難しいですね。失ったものは割と多い(笑)でも得られたものはすごくあります。作品に参加してよかったなと心から思っていて、殻を破るってことがこの映画であったので(それ以降の作品が)やりやすくなりましたね。禍禍でやってるしみたいな」と明かし、「熱量を高く持って望んでくださるので、私含めキャストの皆さん全員が作品を面白くしたいって気持ちがゆりやんさんのおかげで強まった」とゆりやん監督へ感謝を述べていた。