連続テレビ小説 第114作となる本作は、文明開化が急速に進み、西洋式の看護学が日本に伝わった明治を舞台に、この時代に看護学を学び「トレインドナース(正規に訓練された看護師)」と呼ばれた、看護師のパイオニア的存在・大関和さんと鈴木雅さんをモチーフに描く、考え方もやり方もまるで違う二人の主人公のバディドラマ。
それぞれが生きづらさを抱える一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美(上坂樹里)の2人が、当時まだあまり知られていなかった“看護”の世界に飛び込み、“最強のバディ”になって傷ついた人々を守ろうと奔走する冒険物語。

既に撮影開始から半年が経ち、役を演じる中で変化があったかという質問に、見上は「作品に入る前にも医療従事者の方々のことを考えて感謝をしていましたが、より自分が看護婦養成所に入ったり、実際に働き始めてからのシーンを撮る中で、本当に1つのミスも許されず、その緊張感の中で看護とは何か、人としての正しさを考えながら働くのはものすごいことだなと思うようになり、リスペクトがさらに増しましたし、その覚悟は余さずに演じられるようにしなくてはいけないなと思いました」と気を引き締める。

対する上坂は「直美として生活している時間が自分の軸になっているので、最初の頃に比べると、台本に書かれている直美の行動やセリフの奥の部分まで通じるところがあります。前よりも動きが体に染み付いてきたといいますか、監督とシーンについて話す時も、自然と直美だったらこのワードが出てくるようになって、一緒に力を合わせて成長していけたらいいなと思います」と役に寄り添い、「最近顔つきが変わったねと言われることが多くて、そこは自分の中で無意識だったので、不思議にな気持ちになりました。それが直美を演じていく中できっと変わったものだと思うので、それは嬉しかったです」と微笑む。

それぞれの役の印象や自身と重なるところについては、見上は「りんはまっすぐでのびのびと育ってきて、直美に対してはとてもお節介で。りんは感情の揺れ動きがすごく激しく、色んな喜怒哀楽の感情を持っている子なので、脚本を読ませていただいている時も感じていましたし、実際にお芝居をする中でも、相手の方から受け取るものをすごく繊細に感じながらお芝居をしているような気がします」と語る。
上坂は「人間味に溢れている子だと思います。生きることにとにかく貪欲で、自分が生きるためならブライドを捨てて嘘をついたり、色んな顔を使って行動したり、強かな部分を持っているとてもかっこいい女性だと思います」と話しながら「自分と重なる部分は、とても手先が不器用なところがすごく似ていて。強さ野中にも不器用さやちょっと抜けているところがあるのも、りんと出会うことによってどんどんキャラクターが出てくるので、そこはとても見どころだと思います」と話していた。

ファンからはセットや衣装など細かいところまでも注目される朝ドラ。今作の見どころを聞かれると、見上は「セットが日々ものすごい速さで変わること自体に驚いています。セットのイメージってお部屋の中だけを作るものだと思っていたんですけど、お家の外の道や町自体もセットで作られていて、すごく感動しました。あと、明治の医療器具って今は残っていないものもたくさんあって、資料でしか残っていないものをスタッフさんが作ってくださっているので、そういう細かいところも見ていただけたらと思います」、上坂は「第1週は特にりんと直美のキャラクターが全く違うので、それが衣装にも出ているなと思います。直美は特徴的な着物で、パッチワークみたいに色んな生地をつぎはぎしている、古着のような着物を着ています。今後、看護服が出てくるんですけど、一人一人のサイズを衣装さんがピッタリ作っていただいたので、その衣装も早く見ていただけたらと思います」とそれぞれアピール。

第1週、第2週がりんと直美の基盤となっているが、見上は「第1週である出来事が起きて、その時に自分が何もできなかった無力感、困っている人に手を差し伸べられなかったことが看護師を目指すキーになってきます。困っている人を助けたいし、苦しんでいる人が目の前にいたらすぐに手を差し伸べたいというのがりんの思いで。後に子どもが生まれるんですけど、女学校に行かせたり、教育を受けさせて人生の選択肢を増やして、子どもが自分で人生を選んでいけるようにという、その2つがかなり彼女の基盤になっているなと思います」と述べる。

上坂も「直美は今の自分の環境に対してとても生きづらさを感じていると思うんですけど、りんと出会ってどんどん自分の視野が広くなっていって、看護というものに出会って、りんと2人で明治という社会の偏見や壁がある中で、手探りで自分たちで道を切り開いていくのは、直美はりんと出会うことによって全て始まるので、今後注目してほしいなと思います」と見どころを語った。