
山﨑演じる佐伯章子の母親・佐伯文乃を演じた北川、映画が決まる前から原作を読んだことがあったそうで「読者として読んでいた時に“ビー玉のような目をした”って表現が小説にあった」と書いてあったことが印象に残ってたという。それをふまえ今回役を演じる上で「オフになったシーンはビー玉っていうかそういう風な目にできたらいいなって思いながら色々考えました。でも表情の作り方を考えるというよりは過去に叫び出したいぐらい辛い思いをしてるんだけど蓋をして生きてきたんだって気持ちを前提として現場にいるようにしました」と振り返った。
またオファーが決まった際には「嬉しかったけど文章に書いてあって読むのとそれをやるのは全然違う」と不安もあったそうだが「人形みたいなとかビー玉みたいなってところを人間ですからできるのかなってところがすごく不安だったんですけど、でもやっぱり飛び込んでみたい気持ちが強かった」と当時の心境を明かした。

イベントでは作品の内容にちなんで、『20年前のわたし』にどんな手紙を書くか問われる場面も。
北川は「私の中では“暗黒期”というかオーディションとか頑張ってるんだけどもなかなか役がいただけないみたいな時期」と20代だった20年前を回顧。「この仕事で食べていけるのかなとか就職活動した方がいいのかなを1番悩んでた時ではあったので『大丈夫だよ』『そのままでいいよ』って書きたい」と過去の自分にエールを送ると回答していた。
原作は作家・湊かなえがデビュー10周年に発表した渾身の傑作ミステリー『未来』。“大切な人を必死に守ろうとする者たちの愛”に溢れた救いの物語を映画化。声にならない痛みを抱えて生きる人々の“見えない声”に寄り添い社会の陰に潜む痛みとかすかな光を鮮やかに描き出す。過酷な環境に置かれている教え子に手を差し伸べようとする教師・篠宮真唯子を黒島結菜が演じる。







